親父と息子の口喧嘩(【米朝首脳会談】「エアフォース“ウン”」はシンガポールにたどり着けるか) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「12日に予定される米朝首脳会談の開催地シンガポールでは、金正恩朝鮮労働党委員長が、専用機で現地入りするか注目されている。金氏のスケジュールは未公表だが、老朽化した専用機は、これまでに長距離飛行の実績も報告されていないため、「無事にたどり着けるのか」と懸念する声が上がっている(YOMIURI ONLINE 2018.6.8 22:43更新)。」
 

親父「シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズは5日、米大統領専用機「エアフォースワン」になぞらえた金氏の専用機「チャムメ1号」の俗称を使い「『エアフォースウン』で長距離飛行するのか?」と題し、専門家の懸念を伝えた。

同機は旧ソ連が1963年に初飛行させた「イリューシン62型」で、かつては世界最大の航空機だった。だが、95年に生産を終了し、国連制裁で航空機を輸入できない北朝鮮が、今も現役で使う(同上)。」

 

親父「父は「飛行機嫌い」で知られたが、金氏は専用機と写った写真を2014年5月に初公開。

15年2月には機内の執務机での映像も流した。今年5月には、中国遼寧省大連を訪ねた際にも専用機を使ったとされる「飛行機好き」だ。

同型機の航続距離は約1万キロとされ、北朝鮮から4950キロ離れたシンガポールならば、現在のジェット旅客機なら7時間ほどの距離だ。ただ、金氏の専用機は長距離飛行の実績がほぼないとみられ、専門家は、安全上の問題が起きれば、中国かベトナムで途中給油を受けるルートをとると想定する(同上)。」

 

親父「8日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、金氏の専用機がシンガポールに向かう空路、中国が戦闘機を飛ばし護衛する可能性を伝えた。機体に異変があった場合など誘導役を務められる。護衛は中国領空に加え、中国が主権を主張する南シナ海上空も想定されるという。

一方、専用機が最短ルートをとれば、国連制裁が北朝鮮に禁じている、韓国上空を飛行する必要があるが、制裁解除の申請は出ていない。専用機やパイロットが、シンガポール行きを想定した長距離テスト飛行を行った情報もない(同上)。」

 

親父「小さな島国に都市国家を形成したシンガポールは国土が狭く、両首脳が使用するパヤレバ空軍基地の周囲には、工業団地のほか、公営住宅などが林立しており、着陸に失敗すれば、大きな被害が想定される。

このため、金氏が専用機を使わず、中国提供のチャーター機を利用して「中朝友好」を演出したり、シンガポール政府提供の航空機を使う、との観測もある(同上)。」