親父と息子の口喧嘩(【日米首脳電話会談】トランプ大統領は和やかに42分間) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「予測不能なトランプ米大統領は一体何を言い出すのか。安倍晋三首相はどう切り返すべきか-。28日夜の電話会談を前に、日本政府はあらゆるシナリオを想定して臨んだが、42分間に及んだ会談は、肩すかしなほど和やかな雰囲気となったそうだ(産経ニュ-ス

2017.1.30 01:00更新)。

なかなか食えぬ親爺さんだ。

強面ばかりではなく、如才ないところもあるんだね。

まぁ、何時豹変するか分からないから、油断は禁物だな。」

 

親父「トランプ大統領の言動中で最も注意しなければならないのは、露骨な人種差別意識がむき出しになっている点だな。

彼は国境に壁を建てると公言しているが、それはメキシコ側に限られ、カナダ側については一切発言したことはない。

彼は、貿易不均衡国の例示として、中国、メキシコ、日本を挙げたが、ドイツの名前はなかった。

ポリテカル・コレクトネス外しの代償は、米国内での明らさまな有色人種蔑視の風潮を呼び戻してしまったことだ。

日常生活での身の危険を察知して、帰国を急ぐ在米邦人の数も増えていると言うではないか。

実に憂うべき事態だ。」

 

親父「ところで、電話会談中では、トランプ氏は自動車など具体的な話には踏み込まなかったそうだな。また、かねてから声高に主張してきた在日米軍駐留経費負担増にも一切触れなかったようだ。

ただ、トランプさんは 『いち早くマッド・ドッグ(狂犬)を日本に派遣するのでよろしく。これは非常に意味がある。彼のことを信頼しているのでいろいろと話をしてほしい。』と語ったそうだな。

マッド・ドッグとは、海兵隊出身のマティス国防長官のことだよね。

就任後2週間で国防長官が訪日するのは異例のことらしいな。

これは良いことだ。

安全保障のことは専門家に任せるとしたトランプさんの決断を、僭越ながら私も支持したいな。」

 

親父「こんなに早く新任の米国防長官が、訪日するということは、確かに対中牽制という大きな意味合いはあるよね。」

 

 

息子 「結局、マティス氏が何を言うのか、何を日本へ要求してくるのか、と言うことの方が重要だ。トランプ氏は、本当にマティス国防長官を信頼しているらしい。

 

当初は、ロシアに対して共感も示していたようだけど、マティス氏の強硬路線へ少し引っ張られてもいるようだ。

 

まぁ国防費の大幅増は言ってくるだろうね。日本としても、嬉しい外圧となる可能性もあるな。」