学校でのいじめ依然深刻 人権侵害、千葉地方法務局 | 教育問題備忘録

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いじめ110番
人権110番

3/21(水) 9:36配信 千葉日報オンライン

 昨年1年間に千葉地方法務局が新たに対応した人権侵害のうち、学校でのいじめが全体の36%(151件)を占め、前年に続いて最も多かったことが、20日に同局が公表した調査で明らかになった。依然として深刻な状況が続いている。上司からのパワーハラスメントなど労働権の侵害は前年より件数・全体に占める割合ともに増加したが、新たに対応した人権侵害の総数は416件で、前年より122件減少している。

 学校でのいじめは、前年の192件より減ったものの、新たに対応した151件は前年に続いて最多。

 全体の総数が減っている中で、パワハラなど労働権の侵害は前年の36件(全体の6・7%)を上回る45件(同10・8%)となり、件数・割合ともに増加した。

 具体的な相談内容は、中学2年生の女子生徒から学校のいじめに関する手紙で「無料通信アプリ『LINE(ライン)』で悪口を言われた」と訴えがあった。同局は学校の教諭らに相談するようアドバイスし、問題解決を図った。

 同課は「事件数は減少しているが、今後も幅広い相談に寄り添って解決していきたい」としている。