岡山県立大の入試「点数操作しようとした」高裁が不正を認定 | 教育問題備忘録

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12/22(金) 9:29配信 KSB瀬戸内海放送

岡山県立大学の入試で不正があったかどうかを争う裁判で、広島高裁岡山支部は大学が「点数操作をしようとした」と初めて認定しました。

 この裁判は「入試で点数操作が行われた」という誤った情報を流したとして停職処分を受けた女性教授が処分の無効を訴えていたものです。
 一審の岡山地裁は「点数操作があったと認定するまでには至らない」としながらも「懲戒処分は無効」との判断を示し、大学が控訴していました。

 21日、広島高裁岡山支部の松本清隆裁判長は「2012年度の入試で、当時の採点責任者が点数操作をしようとしたが未遂に終わった」と認定しました。そして、「懲戒処分は無効」だとした一審判決を支持し、大学側の控訴を棄却しました。

 これに対して岡山県立大学は「主張が認められず残念。判決内容を精査し、上告するか検討したい」としています。