モーツァルトの『レクイエム』
下野 竜也 指揮 京都市交響楽団
無事に合唱の本番を終えることが出来ました。
モーツァルトは レクイエムの作曲を始めてから
体調を崩し 約二ヶ月後に その生涯を終えたのです。
最後に どんな音が響いていたのでしょう。。。
その後 弟子のジュスマイヤーなどが補筆したものが
よく演奏されています。
今回は レヴィン版
ジュスマイヤーの加筆を可能な限り取り除き
シンプルな伴奏で歌うものです。
１月から 発声の練習と同時に ラテン語の発音や意味も学びました。
サンスクリット語のときもそうでしたが
古代からの言葉は、何か深い響きを含んでいるように感じます。
モーツァルトならではの美しい旋律
四声が重なり合い 語り合うような動きを活かすように
約半年間 大谷 圭介. 先生や内藤 里美先生に
発声や表現について 丁寧にご指導をいただき
指揮者の下野 竜也さんには
ゲネプロの時も かな～り厳しく ご注意をいただいて
お陰さまで
やれることはやり尽くして 本番を迎えることが出来ました
連綿と培われて来た
キリスト教の世界観から生み出される祈り
そして 昨年からの記憶が重なって
今ここに生じていること
ここにある響き そのものでいたように思います
（それしかないけど～）
大切な人に聴いていただくことが出来て
とっても幸せな一日になりました
モーツァルト、レヴィン、指揮者、ソリスト
オーケストラ、指導者、合唱団、聴いてくださった皆さん
コンサートホールの空間全てが
一体となった『 Requiem 』
小さな色々はありましたが…
終曲後、幾度ものカーテンコール
拍手が鳴り止まず 大成功でした
聴きにきてくれた友人からのプレゼントは
ラベンダーバンドル
そういえば、数年前に作らせていただいたものは
まだ仄かな香りを放っているのです。
友人からの あたたかな気持ちが
優しい香りに乗って伝わってきました。
そうそう
やり尽くしたといえば お衣装黒のロング巻きスカートを手縫いしたのです。
思っていたよりも大変でしたが 完成。
その上 指揮者練習で ヘロヘロに疲れて帰宅した本番の前日
巻きスカートの内側に
薄いハンカチを入れるポケットを作ろうなどと思い立ち…
何とかなりましたが
大胆不敵な試みでございました
ありがとうございます １２月には 京都コンサートホールで 再び『 Messiah 』を
そして びわこホールで 『 第九 』 を歌います
小さな頃に いつも気がつくと歌っていた
そんな楽しさと ともにいます
