60代主婦の日常をマンガにすると…

60代主婦の日常をマンガにすると…

私の日々の中のあんなこと、こんなこと、
まんがに描いてみました。かなり創作も入っています。でもこれを読んでくださった方が、
「あ、いるいる、こんな家族」
と、クスッと笑ってくださったら
この上ないシアワセです♡


テーマ:

はい

私 ここに 告白します

 

私は 若い頃

タバコを吸っていました

 

 

ってか

 

私は

マンガを生業としてた時期が あって

 

告白するまでもなく

その頃のマンガ家は 男女を問わず

ほぼ みんな 吸ってたんです

 

 

ま マンガ家になる前から 吸っていた

と いうことは

今 ここでは 置いといて

 

 

 

 

1980年代

 

喫煙自体に 社会的プレッシャーなど

全く なく

タバコのCMが

テレビでバンバン流れてた 時代

 

 

日本専売公社(JTの前身)が

 

この 常習性のある商品の

顧客を増やし

そこから 税金を 継続的にいただこう

ウヒヒヒヒ…

 

有名俳優を使って

カッコイイCMを つくり

 

タバコを吸うことは

大人っぽくて オシャレ

 

というイメージを

社会 特に 若者に

植え付けていたんだよね

 

 

だから

あの頃の ドラマや 映画もそうだし

当時 私が描いていた

若い女性向けのマンガでも

 

キャラクターの個性を

カッコよく 際立たせるために

タバコは

欠かせない小道具だった

 

 

 

 

そういう風に

20代から 30代初めにかけて

タバコを通して

たくさんの税金を    納めていた私

 

 

その間 何回か

禁煙にトライしたことは あった

 

タバコが健康に悪いことは

十分 知っていたので

 

でも

いずれも あえなく 玉砕

 

 

 

その後 結婚して アメリカに住み

 

妊娠を 機に

晴れて

 

完 全 禁 煙 

 

 

 

 

この時は

悪阻で 体が

ニコチンを受け付なかった

ということも あったけれど

 

 

赤ちゃんのために

 

と思う モチベーションが

大きかった

 

 

 

それまでは

自分のことだけ 考えて

わがまま三昧 生きてきた私が

 

お腹に 命を宿してから

初めて

自分より大切なものが できた

 

 

自分でびっくりするくらい

変わった

 

 

 

今まで喫煙していた 事実は

消えないけれど

 

これから 健康的な生活をして

少しでも 赤ちゃんのために

良いことをしなくちゃ

 

心から そう思った

 

 

 

当然

喫煙者だった夫にも

禁煙を迫った

 

 

彼は 最初

隠れて 吸ってたりもしてたけど

 

何度も 動かぬ証拠を発見し

 

その度に 夫婦喧嘩を繰り返し

 

 

子どもが 1歳の誕生日を迎える頃

ようやく 禁煙に成功した

 

時間 かかりすぎだよっ

 

 

 

まあ でも 父親というものは

母親と違って

 

 

自分の体が 変化するワケじゃないし

ホルモンの影響が    あるワケでもない

 

親である自覚を 持ちにくいかもね

 

今 思うと

彼も 彼なりに 頑張ったのかもね

 

そこそこ ね

 

 

 

 

そして ある時

 

夫だけ

彼の実家があるフロリダに 帰省した

 

義母が アメリカ人と再婚して

フロリダに住んでいたのだ

 

 

私は 子どもの命名事件で

義母と

折り合いが悪くなっていたので

https://ameblo.jp/abekawa-maki/entry-11933868188.html

 

その時は 適当な理由をつけて

行かなかった

 

私が行かない方が

義母も 夫も 実はうれしい   って

わかってたし

 

 

 

 

 

義母は ヘビースモーカーだった

 

 

彼女とは 子どもが生まれる前

何度か一緒に 食事をしたけれど

 

いつも

食べ物には 大して 箸をつけずに

 

周りの人が まだ食べていても

食卓で

さっさと   煙草に 

火をつけるひとだった

 

 

私は

それが とてもイヤだった

 

 

そんな実家へ 夫が帰る

 

 

 

ちょっと

イヤな予感は   した

 

 

 

お義母さんは

息子が禁煙していることは

知っている

 

でも もしかしたら

 

いいじゃない 吸いなさいよ

 

と 勧めちゃうかもなあ

 

 

そしたら 夫は 吸うかもなあ

 

 

まあ でも

こちらに戻ってきてから

禁煙できたら

それで   いいや

 

そう 考えることにした

 

 

 

 

3泊ほどして

夫は 戻ってきた

 

 

そして 翌日

 

 

夫が 会社に行っている間に

私は 見つけてしまった

 

帰省に使った

スーツケースいっぱいに 入っている

何カートンもの タバコを

 

 

 

義母が再婚した相手は

軍関係の仕事をしていたので

基地の中のお店で

タバコは 無税で買えるのだった

 

 

だから

私たちが 結婚したての頃

我が家へのお土産は

タバコが定番だった

 

 

 

 

でも

 

まさか

 

今回も

 

 

夫も 私も 禁煙したのに

 

赤ちゃんがいるのに

 

 

 

 

私は 絶望した

 

義母にも 夫にも

 

 

 

 

私は すぐに その大量のタバコを

アパートの地下の

ゴミ箱に 持っていき


生ゴミと一緒に 捨てた

 

 

でも その時

 

何を考えたんだろう 私は

 

1カートンだけ 捨てずに

部屋に 持って帰った

 

 

 

そして そこから1本取り出し

吸った

 

まだ 授乳中だった

 

絶対 母乳にニコチンが出る

と思った

 

でも 吸ってしまった

 

吸いながら 涙が出てきた

 

もう どうにでもなれ

と思った

 

 

 

久しぶりのタバコは

美味しかったけど

 

苦い   苦い   味がした

 

 

 

 

 

夫は その後

タバコが

無くなっていることについて

何も聞かなかったし 言わなかった

 

 

私は

部屋に持って帰った 1カートンを

しばらく 隠し持っていたけれど

 

ほどなくして 捨てた

 

 

 

 

 

 

ある時

 

義母に 乳がんが見つかった

 

 

タバコ やめたらどうですか

 

私がそう言った 時

義母は タバコの煙をくゆらせながら

 

私は タバコを愛しているの

 

タバコでがんになって 死ぬなら

それは 本望よ

 

そう 言い放った

 

 

それを聞いていた    義父も 夫も

何も言わなかった

 

 

 

私は 後で 夫に言った

 

お義母さんが がんで死んでも

悲しい なんて 思わない

 

だって それが本望だから

 

 

お葬式にも 行かない

 

本望を遂げて   死ぬ人を

弔う意味が   わからない

 

 

 

 

そうは 言っても

 

もし 私が その時

アメリカにいたら

 

お葬式には 行ったかもしれない

 

 

 

 

義母の乳がんは

手術で取り切れた ハズ

だった

 

だけど 数年後

転移が見つかった

 

 

 

義母が死んだ時

私は 子どもの高校入試に伴って

日本にいた

 

 

眼の前の 子どもの受験のことで

いっぱいいっぱいだった

 

 

夫も 私に

お葬式のために フロリダまで来て

とは 言わなかった

 

 

 

 

 

だから

 

私の中では


義母は

今でも フロリダで

気ままな日々を送っている

 

そんな気がしている

 

 

 

タバコの匂いが流れてくると

思い出すのは

 

 

美人で

オシャレだったけど

 

フロリダの強い日差しと

タバコのせいで

年よりも   老けた肌の

あの人

 

 

 

 

 

 

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