前回に引き続き、FFヒーターのオーバーホール編です。ちなみにこちらのヒーターはベバスト社製のエアートップAir Top 2000 です。
ヒーターは燃料を燃焼させて暖房するタイプなので長い間にはヒーター内にスス(カーボン)が溜まります。ヒーターの寿命を延ばす為にも定期的にメンテナンスが必要です。
今回はハイエースにお乗りのお客様、ベバストヒーターAT2000STを6年前に購入されました。オーバーホールを受ける時期としては最適なタイミングです。オーバーホールは運転時間にして3.000時間、(トラック等で約2~3年、キャンピングカーでは5~6年)の目安で行って下さい。こちらの方はすでに排気から黒煙がでるようになっていました。
どんどん分解していくと。。。
バーナー部に燃料添加剤などの不純物がびっしり堆積していました。
そして熱交換器の中にもスス(カーボン)がびっしり
このまま放っておくとCO2値があがり、着火失敗の原因となる→着火を失敗
するたびに未燃焼燃料が燃焼管に排出され→
次の着火時に加熱されるが燃焼せず→炭素だけが残り→どんどんスス(カーボン)が蓄積して排気ガスの流路を塞ぎ→燃料用空気が不足して→さらに着火しにくくなる。
そしてガスケットを新品に交換し、異常がないか全ての部品をチェックして組立てです。
そして、元通りに取付して正しく点火するかチェック!ようやく完成
これで今年の冬もバッチリいい仕事をしてくれるでしょう!
オーバーホールの他にもできればシーズン前に毎年点検を行って下さい。(燃焼フィルターの交換など)
又、お使いにならない夏季でも一カ月に一度、調整ダイヤルを最大にして10分程度のヒーター動作を行って下さい。
当社はベバストジャパン様より、ヒーターの取付&オーバーホール等のトレーニングプログラムを修了しております。
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