日米で起きた、通学バスにまつわる事件 | abechiのヒビツレヅレ~コロラド、ドイツ、またコロラド、からの、え?日本?

abechiのヒビツレヅレ~コロラド、ドイツ、またコロラド、からの、え?日本?

2005年からコロラド6年⇒ドイツ約4年のサバイバル生活、そしてまた愛する古巣コロラドに戻ってもう5年⇒忘れた頃に日本赴任?

日本で、通学バスを待つ小学生を襲う痛ましい事件が起きましたね。
被害に遭われた方の一日も早い快復を祈るとともに
亡くなられたお二方とそのご家族に心よりお悔やみ申し上げます。
 
特に、亡くなられた女子生徒さんは、うちの息子と同い年。
ワタシはショックで気持ちが晴れないままです。
アメリカの全国ニュースでも大きく取り上げられていたため、
うちの子供たちもかなりのショックを受けています。
 
NHKのニュースでうつった画像で
大きく学校名の書かれたバス停を見ました。
これでは、「ここからこの学校に行く生徒たちが乗ります」と
みんなに知れてしまう。
 
もちろん、善良な市民であれば、
意識して車の運転をゆっくり目にしようとか
遊んで車道に出てしまう子はいないだろうか
と注意喚起、見守りの意味もあっていいのですけども
 
悪い人も見ている・・・
 
アメリカでも、全米を震撼させるといったら、あまりにCheesy=安っぽい映画の宣伝コピーのようなのですが
そういう事件が通学バスが起因して起こりました。
 
ジェイミー・クロスという少女が、88日間誘拐されて行方不明だったのですが
自力で監禁されていた家を出て、発見されたという事件です。
 
 
 
 
犯人の、ジェイク・パターソンは、
通学バスに乗る被害者少女を数日前に見かけて
 
"When he saw (Jayme), he knew that was the girl he was going to take,"
(バスに乗るジェイミーを見たとき、彼は彼女こそ自分が奪い取る人だと確信した)
 
んだそうです。
冗談じゃないっす
そんな勝手に。
 
アメリカの場合、通学バスは公立学校に通う生徒にも小学生から提供されるものです。
(チャータースクールなどは公立ですがバスがない場合もありますし、
学校区によっては予算の関係上通学バスをもうけない区もあります)
 
通学バスのバス停というのは出ていないのですが
 
大抵家の前、もしくは家周辺に個別に止まってくれるので、
 
家がわかっちゃうんですよね。
 
初めてジェイミーを見かけた数日後に
家に侵入し、
両親を殺害して、ジェイミーを誘拐した犯人。
 
両親一人ずつの殺人に対して終身刑
ジェイミーの誘拐に対して懲役40年
が求刑されていますので、
多分もう刑務所から出てくることはないと思うのだけど
助かったジェイミーが、とても前向きな発言をしていて、
ワタシとしてはすくわれた気がします。
 
我が家の子供たちは一度も通学バスに乗ったことがないのですが
それは、ただ単に、小さいときは、バスに乗る時間がすごく長くてそれは特に飽きっぽい息子にどうかなと思ったり
(いろいろと近所を周っていくので、車で12~3分のところを1時間くらい乗ることになる)
 
今は、自分もその学校で働いてるから、特にバスにのせる必要もないので。
 
でも、これからは通学環境についても日米それぞれ文化と背景の違いはあれど
再考する必要があるかもしれませんね。