こんにちは。


親孝行帰省時、

季節を先取りして、


ドイツのクリスマスのパン、

シュトーレンを作りました。


30年以上作っている母に、

作り方を教えてもらったのです。


自家製柑橘ピールや、

ラム酒漬けレーズン、

アーモンドやクルミを沢山入れて、


アーモンドプードルで
ローマジパンも作って入れて、
発酵は2回、

子供達も一緒に、

1人一つ形成して焼き、


最後に
粉砂糖を振りました。

東京の自宅や職場での日々は、

忙しすぎて、

時短、省エネ、省スペース、
タイムパフォーマンス基準に
考えてしまいがち。

結果的に
無駄のない生活を目指しており
(実現しているという意味ではない)、

それはそれで嫌いではありませんが
(物理的にも精神的にも
抱えるものが少ないことは
むしろ切望している)、

手間、面倒、無駄、不便の中に、
遊びという贅沢な価値を
見い出している自分もいて、

東京と帰省先で、
バランスを取ろうとしています。

例えばシュトーレンなら、

作るより買う、
作る時間も買いに行く時間もなければ、
そもそも食べなくても構わない、

という思考に、
元来のわたくしはなりがち。

無駄がない生活は、
スマートかもしれませんが、

引き出しが少ない、
味気ない生活
とも言えるかもしれません。

そのような生活や人生には、
わたくしは魅力を感じません。

なくても構わないことに、
あえて時間やエネルギーを使う
贅沢、余裕は、
持ちたいと思っています。

元々ピアノも
その一つとして
再開したはずだったはずですが、

上手になりたいという
欲が出てきてからは、

効率的に上手になりたい、
ならばコンクールだステップだ
弾き合い会だと、
方向性が少し変わってしまいました。

そのおかげで得られたものは多く、
欲のある自分も受け入れたいので、
ピアノはこのままもう少し進みます。

帰省には、
door to doorで
往復7~8時間かかりますが、

親孝行だけでなく、
わたくし自身の生活を充実したものにする、
大切な時間なのだなと、
帰省回数を増やしてから
見えてきたものがあります。

素敵な皆さま、
良き日となりますよう。