超党派の自治体議員でつくる「がん政策研究会」の皆さんとともに、
江東区の豊洲市場近くにある
マギーズ東京を10月31日に訪ねました。
 
マギーズ東京⇒https://maggiestokyo.org/
 
 
マギーズ東京は、がん患者やそのご家族に寄り添う場所。
イギリスが発祥です。
造園家でもあったマギー・ジェンクスさんが、乳がんで余命宣告を受け、
がん患者が自分を取り戻す空間を造りはじめました。
マギーさんは完成を見ずに亡くなりましたが、その遺志を継いだ
夫と看護師たちが翌1996年にマギーズセンターを完成。
今ではイギリス国内だけで20か所、
東京にも2016年に完成しました。
 
マギーズセンターはどこも、美しい庭に囲まれ、
建物も内外装の素材や色遣いなど細部に至るまで
不安を和らげリラックスできるよう配慮されています。
 
(この時期はちょうど花が終わってしまいましたが、
海に面した緑の庭はとても気持ちが良かったです)
 

 
マギーズ東京は、予約不要で無料。
月曜~金曜の朝10時から夕方4時まで、
いつでも訪ねることができます。
 
何かを相談しなくてはいけないわけでもありません。
話がしたければ専門のスタッフがいるし、
ゆっくりと庭を見ながら座っているだけでもいい。
がん治療中のひとだけでなく、
治療を終えて経過観察中だったり、検査後の診断待ちだったり、
がん患者のご家族やご遺族だったり、医療関係者も…
がんに関わるさまざまな方が
ここを訪れています。

 
本館には大きなセンターテーブルとキッチン、
相談やお話ができるコーナーがあり、
私たちがお話を伺った大きな空間は別館。
ヨガ教室なども開かれるそうです。
 
 
2016年秋のオープン以来、まる3年。
毎月500~600人が利用。
常勤・非常勤のスタッフのほか、
近隣のがん専門看護師さんたち
個人や企業のボランティア、
地域の花植えボランティアなど
多くの人たちに支えられています。
 
 
マギーズ東京のセンター長は、NPOマギーズ東京の共同代表であり、
訪問看護師の、秋山正子さん。
2008年にイギリスのマギーズセンターに出会い、
熱い思いと行動力で多くのひとたちを巻き込み、
設立にこぎつけました。
マギーズセンターを参考にした「くらしの保健室」も
全国約50か所に広がっています。
 
 
さて、自治体でのがん対策はどのようになっているのでしょうか。
品川区でも今、がん対策推進計画の策定作業中です。
国民の2分の1ががんを経験する時代と言われています。
検診の受診率の向上やがんに関する教育・啓発、
働きながら、子育てしながらがん治療をする方々への支援や
情報提供の場。
どんな政策目標にどのような手法が有効なのか
しっかり取り組んでいきたいと思います。
 
そして、「暮らしの保健室」。
品川にも作れたらいいな。