こども食堂@品川区

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今週、品川区内の「こども食堂」2ヵ所を訪ねました。

こども食堂って何?
という方も多いかも。地域によってお店によって、いろんな運営の仕方があるけれど、

両親が仕事で遅かったり、いろいろな事情で夕飯をひとりで食べている子どもたちが、

無料または低料金で一緒にご飯を食べられるところ。

 

品川区内では、北品川商店街の古民家カフェ「クロモンカフェ」さんが昨年、始めました。



プライベートでも時々立ち寄るクロモンカフェだけど、

今回は区議会文教委員会のメンバーで、視察として行きました。

店主の薄葉さんのお話では、

始めたのは昨年9月で、ほぼ週1回程度の開催。

お店の前の黒板とフェイスブックでの告知だけだったけれど、

初回から近所の小学生や、保育園帰りの親子が訪れて、

今では毎回40人程度の利用があるそうです。

 

やってくるのは、共働き家庭の小学生だったり、保育園帰りの親子だったり。

家ではご飯を十分に作ってもらえない子もいるらしい。

 

食事代は小学生まで300円、中学生以上は500円。

払うことが困難な家庭には、親御さんと相談して回数券を渡すことも。

 

いろいろ切りつめても毎回2000円程度の赤字が出るけれど、

それは世の中を知るための授業料と考えるとの、

薄葉さんの言葉が印象的でした。

区としては今のところ、こども食堂の活動に直接の助成はしていません。

社会福祉協議会から若干の寄贈はあるとのことです。




写真は、視察時に特別に作っていただいた

こども食堂のメニュー風のランチ。

玄米ご飯で和食中心。ひじきや切り干し大根を、

ここで初めて食べた、という子も少なくないらしい。

あ、視察では各自、通常のランチ代を払いましたよ。

美味しゅうございました(^_^)v

 

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もう1ヵ所は、戸越銀座商店街の「ねこのひたい」。

クロモン視察の前日、夜遅くに伺いました。



ここは、お洒落で小さなな立ち飲み屋さん。

開店時間前の夕方の時間帯を使って、

先月からこども食堂を始めたばかりです。

利用は1回300円、メニューはクリームシチューとかパスタとか。

 

実は店主の長谷川さん、こども食堂をやりたくて、

でも子どもの送り迎えが必要なんじゃないかとか、

いろいろ迷って踏み出せなくて、そんなときにクロモンの薄葉さんから、

「こうしなきゃいけない、ではなくて、自分ができる形でやってみたら」と

背中を押されて踏み出したらしい。

 

☆☆☆☆☆

 

日本では、子どもの相対的貧困率が16%と先進諸国に比べて高く、

このことが問題視されているタイミングで、こども食堂がクローズアップされたので、

こども食堂=貧困救済策ととらえる考え方もありますが、

地域によって、活動によって、そして通ってくる子どもたちの実態によって、

貧困対策だったり、孤食対策だったり、地域づくりだったり

かなり幅があるようです。

 

「昔だったら、ご近所同士で子どもにご飯を

食べさせたり食べさせてもらったり、預けたり預かってもらったり、

そんな地域の関係が復活して、こども食堂が要らなくなればいいな」

と、薄葉さんは話していました。

 

品川区内にはほかにも2カ所ほど、こども食堂の活動があるそうです。

別の機会に、訪ねてみようと思います。