黒島の女たち@城戸久枝
阿部貴弘です。
2017年2月24日に文藝春秋社より発売された
「黒島の女たち~特攻隊を語り継ぐこと~」
を読了しました。
目黒区八雲にある地元の八雲堂書店で購入しました。
店主の新倉さんは、母校の八雲小、目黒十中の大先輩であり
その御縁でこの本を知ることが出来ました。
2015年10月に、青年海外協力隊の活動を終えて
ラオスから帰国しました。
日本の活字に飢えていて、八雲堂書店で数冊購入しようと
した際に、この本も良いからと進めていただいたのが、
「黒島を忘れない」という本でした。
「黒島の女たち」の装丁になります。
70年が過ぎても、いまでも特攻隊員と島民の交流が続いている。
特攻隊が不時着して助かったことも、奇跡だと思うし
食糧が困窮する中でも、兵隊さんは神様だと、良い食べ物を
与えて助けた島の方々も素晴らしいと思いました。
語られてこなかったこのエピソードは、ただただ凄いと感じました。
黒島の女たちの協力者小林ちえみさんは、八雲堂の
新倉さんに先月、御紹介していただきました。
黒島を忘れないの命を懸けて書いたのが、旦那さんの広司さんでした。
そして、書ききれないまま、亡くなられて、その遺志を継いで
出版までこぎつけたのが、ちえみさんです。
そのエピソードは、黒島の女たちに詳しく描かれています。
ぜひ、買って多くの方々に、読んでもらいたいです。
この日は、発売日で、メディアの方々がこの後も駆けつけて
店頭から場所を移して、別室で取材を受けられたようです。
この時、今でも、御存命の元特攻隊員だった江名さん(御年93歳)
のことを記者の方々が特に熱心にメモを取っていらっしゃいました。
※機会があれば、ぜひ江名さんにお目にかかりたいです。
日本人として、必ず訪れたいと思っています。
そして、焼酎「みしま」を現地で島の方々と飲みたいと思います。
※限定生産の為、流通していません。
南日本新聞に掲載された記事
特攻の記憶 次代へ
三島村の村長さんに新刊を贈呈された記事。
※鹿児島県鹿児島郡の硫黄島、竹島、黒島の3島と
無人の岩礁を合わせて三島村です。
お会い出来て、お話伺えて本当に良かったです。
御縁に感謝しかありません。
どちらの本も魂が入っていて、一読の価値があります。
世知辛い世の中ですが、本当に心が温まる実話に
勇気づけられました。
お薦めの良書です。
今日も、ありがとうございました。