『青山国際政経論集』からKGBの対日工作活動を読む(大羽谷津塾-32) | 安部南牛 | 朝鮮文化資料室

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6月の大羽谷津塾は、1972年の『消えた核科学者』(岩波書店刊)に始まって、木村光彦・土田久美子の「1973-74年の朝鮮とソ連の科学技術協力に関する資料」(『青山国際政経論集』63号抜刷)に、74年開催の『朝鮮総聯第十回全体大会について』(公安調査庁刊)に続き、拉致が1977年に始まっている事の関連性を解説する。

岩波書店が1972年に消えた東海原子力村の核科学者の存在を2023年11月に明らかにし、『世界』誌の2024年1月号で北朝鮮の対日工作員教育に関わるレポートを掲載している。

西欧の原発に関わるKGBの工作活動のレポートと合わせて解説する。

資料が多い。