ありあまるパワーの塊のイメージなのに、とかく消極的でネガティブな傾向ばかり謳われる昨今の若者たち。街の人たちに、そんな若者たちについて聞いた。
週刊女性PRIME

「“友人がいるから私は満たされている”と思いたがる若い人にはウンザリです。上下関係や同僚よりも、地元の友人や飲み仲間の意見に耳を傾けるって何を考えているんだろう。居心地のいい場所でしか輝けないって、そりゃ戦力外になっても不思議じゃないでしょ」(40代)
でも
「古代エジプトの壁画にも、“最近の若者はなっとらん!”という記録があるとかないとか。いつの時代も若者の風習は問題視されている。今の若者も30年後には、“最近の若いやつは”なんて話しているはず」(50代)
「無理に若者を世代間で区切るのはやめたほうがいいと思う。“10年に1度”“最高と謳われた○年に匹敵”など、毎回うまい言い回しをつけるボジョレーヌーボーと一緒で、ほとんど中身は一緒だろ、と。古い時代のツケを支払わされるという点では若者はみな同じ。まずは彼ら彼女らが生き生きできる環境を作らないと!」(40代)
だが
「少子高齢化、年金破綻など未来の見通しがよくない彼らが、無難な道を選ぶのは理解できる。彼らがよく口にするのは、実利やメリットという言葉。支払ったものへの対価を即時に求めたがる」
「将来の自分に投資するお金や余裕がないぶん、目の前のことに精いっぱい頑張る。そんな真摯な姿を、同じ若者が“何、一生懸命になっているんだよ”と笑うのが今の日本……悲しいです」(50代)