ゴーストライト・シアターは、2025年夏シーズンの掉尾を飾る作品として、冷戦時代を舞台にしたミュージカル『CHESS』を上演しました。公演は8月14日から24日まで、ベントンハーバーのブラックボックス・シアター（※）で行なわれました。

この作品は、ABBAのベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァースが音楽を担当し、ティム・ライスが作詞、リチャード・ネルソンが脚本を手掛けたものでした。

芸術監督ポール・モウの演出、ペイジ・ミュリックの振付による本作は、政治的陰謀、ロマンティックな緊張感、そして世界的チェス選手権が絡み合う、滅多に上演されない音楽的にも野心的な作品となりました。公演は木曜から土曜が午後7時30分開演、日曜は午後3時開演で上演されました。

「これは多くの小規模劇団が挑戦しようとしない作品でした。しかし私たちは観客が、大胆で音楽的に心を揺さぶる作品を受け止める準備ができていると信じていました」とモウは語りました。

キャストには、アナトリー役のダン・マクソン、フローレンス役のジュリー・ピーターソン、フレディ役のマイケル・フィンチュム、スヴェトラーナ役のケイト・ルイーズ・アコスタが名を連ね、アンサンブルと生オーケストラも加わりました。

チケットは一般32ドル、シニア25ドル、18歳以下の学生20ドルでした。会場はベントンハーバー、ヒンクリー通り101番地のゴーストライト・シアターでした。

詳細は ghostlightbh.com で案内されていました。

※ベントンハーバーのブラックボックス・シアター（The GhostLight Theatre 内の劇場空間）の詳細は下記の通りです。

所在地・基本情報

劇場の性格・構造・運営

「ブラックボックス・スタイル」の劇場として設計されており、柔軟な舞台レイアウトや観客席配置が可能な空間です。

具体的には：

元々は工場などの産業用途の建物を改装した空間を利用しているとの記述があります。
劇場本体には舞台設備、照明設備、音響設備、可動式の座席や観客席配置の変更を可能とする仕組みが備えられており、演出や上演形態に応じて空間を変えられるようになっています。
劇場は劇場公演だけでなく、コンサート、上映会、会合、その他イベントなどにも貸し出せる多目的空間として利用されているとのことです。
劇場の広さは「2,000平方フィート」程度（約186 平方メートル強）を “black box” 空間として使用可能との記載があります。
バリアフリー対応（ADA 規格対応）であるとの記載も見られます。