以下は、facebookに投稿された友人の文章です。
是非ご覧になってください。
そして、投票に行くべきか否か。考えて行動してほしいと思います。

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選挙を前に。

韓国がIMFの管理下に置かれた時、私は韓国に行きました。

私はまだ学生でしたが、その頃から日本の財政赤字のことは話題になっていて、国家が破綻する、とはどういうことか見ておきたかったからです。

一見、ソウルは普通でした。

でも、地下鉄に乗ろうとするとエスカレーターもエレベーターも動いておらず、照明も半分も点いていなかったと思います。薄暗かったのを覚えています。

地下鉄に乗ると、スーツ姿の男性がボールペンを握りしめ、乗客一人一人に声をかけていました。

何をしているのか韓国人の友人に尋ねたら、会社が潰れそうだから、ああして乗客に声をかけて1本ずつ売っているんだ、と説明されました。

すごく胸が痛んだ。
そして、美しいと思った。

食べ物を買ってホテルに戻ろうとコンビニに寄り、何気なくアーモンドを取ってレジに行ったら、小さな袋で600円くらいして驚きました。

外貨準備が減り、ウォンが暴落したので輸入ものの値段が跳ね上がっていました。

ホテルでテレビをつけたら、何を言ってるのか分からないけど、倹約しろ!みたいな内容らしいCMがひたすら流れてた。東北大震災の後のように同じのが繰り返し、繰り返し流れてた。

あの時のことを、選挙の度に思い出す。

自分の国の財政を、自分達の意思で使えなくなることは、現実に起こります。

IMFが日本に入ってくれば、日本企業の中には外国に買い叩かれるところも出るでしょう。

私達の意思で、財政再建の選択を出来る選挙はあと何回残されているんだろう。

私は、選挙に行って欲しい。
この国にとって最善と信じる選択の声を伝えて欲しい。
心から、そう思います。