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【転載開始】
■高市首相「議員定数削減は困難」の茶番・・・
自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈
公開日:2025/11/12
「絶対条件」だったが「定数削減」は口先だけ
(C)日刊ゲンダイ
早くも“下方修正”か。
10日開かれた衆院予算委員会に高市首相と
全閣僚が出席。
野党からは、日本維新の会が連立の「絶対条件」
とした「衆院定数の削減」について質問が飛んだ。
連立合意書には「(開会中の)臨時国会に
おいて議員立法案を提出し、成立を目指す」と
記されているが、「成立させる」のか「提出だけ
でOK」なのか問われた高市首相はゴニョゴニョ。
前日に自民党の鈴木幹事長がBS番組で今国会での
成立は困難との認識を示したことを受け、
立憲民主党の馬淵代表代行が「幹事長の発言通り、
高市総裁も困難と考えているのか」と問うと、
否定できなかったのだろう、高市首相は
「大変困難だと思う」と答弁した。
鈴木幹事長の「困難」発言に対して、維新代表
の吉村大阪府知事が「僕は高市総裁を信じていま
す」と言っていたのに、高市首相は維新の連立
入りの「絶対条件」を、もう諦めてしまったのか。
「いやいや、自民も維新も初めからヤル気なん
てありませんよ」と言うのは両党の内情に精通し
た政界関係者だ。
■お互いに「無理」とわかっている
出来ないのは百も承知(C)日刊ゲンダイ
「維新は比例代表で50議席削減と主張しています
が、中小政党に不利ですから公明党や共産党など
から合意を得られず『小選挙区も削減すべき』との
声が上がるのは確実です。小選挙区を削減するには、
選挙区の人口に応じて議席数を配分するアダムズ方
式を採用することになる。すると、削られるのは保
守王国が多い西日本の選挙区となる可能性が高い。
自民党内からも反発必至でしょう。そもそも、1~
2カ月で決められる話ではない。そんなことは自民
も維新も分かっている。早めに『無理』と示唆する
ことで予防線を張っているのでしょう」
できないと分かっているのに「定数削減」を掲げ
たのには思惑がある。
「維新は定数削減を連立の入り口にして、悲願の
『大阪都構想』を前提にした副首都構想の実現を狙
っている」(維新関係者)
自民は少数与党下で国会運営をスムーズにする
ため「維新の手を借りた」(自民関係者)わけだ。
しかし、高らかと「定数削減」をブチ上げて
おきながら、実現できなかった時に自維は猛批判を
浴びるのではないか。
「まあ、『今国会では時間不足なので今後も検討』
といった理由でお茶を濁すのではないですかね。また
は、『野党が非協力的だった』と責任転嫁することも
考えられます」(官邸事情通)
薄汚い連中である。
【転載終了】
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まあ、こんなもんなのでしょうね。
人が変わり、時代が変わり、相変わらず
変わらないのは自民党だけ。

