【転載開始】・・・抜粋。
<ヨーロッパの対ロシア>
ノルマンディー上陸作戦70年記念式典に際し、プーチン大統領は、
フランスを訪問し、イギリスのキャメロン首相、フランスのオランド大統領、
ドイツのメルケル首相と会談、また会談しますが、
アメリカのオバマ大統領とは会談をしないことになっており、
ヨーロッパは完全にロシア制裁から腰が引けています。
エネルギー関係でもヨーロッパ企業はロシアとの関係を続けており、
制裁など関係ないという態度で接触を続けています。
また、アメリカはロシアとの経済関係が薄く制裁をしましてもさほど影響は受けません。
結果、制裁をするのは形だけになっているもので、
今後も制裁強化を打ち出しましてもロシアは何ら影響はありません。
<フランス>は極東ロシア軍に配備しますミストラル級強襲揚陸艦2隻をロシアから
受注しておりロシアがへそを曲げれば、この注文がキャンセルされ1,000人の雇用と
莫大な損失を被ります。
<イギリス>はすでにロシアマネーが消滅した不動産・絵画市場で影響が出てきており、
これ以上の制裁をすれば、イギリス経済に物凄い悪影響が生じます。
<ドイツ>は天然ガスの供給の35%をロシアに依存しており、
この供給が止まったりl大幅な値上げを受けた場合、ドイツ経済への打撃は計り知れません。
即ち、ウクライナ問題で、自国経済への悪影響が及ぶのを上記3ヶ国首脳は
懸念しているもので、対ロシア制裁には腰が引けていると言えるのです。
<米ロ首脳会談>
ノルマンディー式典で、最後までプーチン大統領との会談を拒否をしていました
オバマ大統領ですが、10分程の時間でしたが、
昼食会の前にプーチン大統領と会談しています。
ロシア側は、くる者拒まず、という態度でしたので、西側が完全に腰砕けとなった訳であり、
G7サミットでの対ロシア強硬策は「ジェスチャー」だったことがわかります。
ロシアは今や悠然と構えており、
以前のアメリカのように世界ににらみを利かす存在となっており、
しかも中国を同盟国として引き連れていますので、このロシア・中国連合に対して、
誰も対抗しようとはしません。
では日本はどうでしょうか?
いまだに首脳会談を開催出来ていません。
あれほど、プーチン大統領と会談していた安倍総理ですが、全く相手にされていません。
中国とも同様であり、アメリカとも、今回のG7会合では、
マスコミは「短時間の会談」実現と報じていましたが、
5分から10分程の立ち話であり、会談と呼べる形ではありません。
本来なら、国賓として受け受けた訳であり、
オバマ大統領は、ホテル乃至は米国大使館で会談の場を設け、
答礼の意味合いを持って、時間を作るものですがそれすらしなかったのです。
日本側の求めに応じて、何とか立ち話をしぶしぶ了解するという極めて非礼な(冷酷な)
対応を取っているのです。
日本は今や外交面でガタガタになっており、
G7会合では安倍総理が一人会談の輪からはずれ、
憮然とした表情できょろきょろしている姿が配信されていましたが、
これが日本の姿なのです。
安倍総理は、このような事態を打開するために、
日本が軍事国家として力をつけなくてはいけないと思っているのでしょうが、
アメリカは、日本がこのままいけば、核武装をするのではないかとして警戒をしており、
これもあり、日本に貸与していたプルトニウム・ウランをアメリカに「返還」させていますが、
安倍政権の軍事面一辺倒の政策推進は世界から見れば、異様を通り越し、
危険な存在という認識となっているのです。
アメリカは、日本を警戒してみており、特に、ロシアが日本をどう”料理する”かを
警戒してみています。
極東アジアがロシアの旗で続々と埋まりつつあり、中国・北朝鮮がロシアの旗になり、
今、ベトナムがロシアの旗になるかも知れない事態になっており、これが実現しますと、
残るは日本・韓国となりますが、韓国は中国依存を強めており、
事実上の中国傘下となっており、これはロシア傘下と同じことになります。
ベトナムは中国の脅威を避けるために、アメリカに支援を要請していますが、
アメリカは他国の覇権・領土面で中国と争う意思はなく、
結果、基地がありますロシアに仲介を依頼するしか道はありません。
ロシアは中国と出来レースを繰り広げた末に、
中国は海洋を、ロシアは本土を傘下に入れるはずです。
フィリピンはアメリカに任せておけば良いとなるのでしょうが、では日本は?
中国・ロシアの実効支配が着々と進んでおり、気が付けば、ロシア・中国連合に経済界が
牛耳られていたとなるかも知れません。
日本は早急に外交、特に、水面下で動く”エージェント”網を構築し、
対ロシア関係を調整する必要があります。
佐藤元分析官でもよいですし、他のエージェントでもよいですが、
対ロシア戦略を抜本的に構築しませんと、
取り返しのつかない事態に日本は追い込まれます。
<後略>
【転載終了】
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欧州はもともとウクライナには介入したくなかったのですが、
アメリカの覇権(一国世界制覇)の圧力で制裁に動いたということでしょう。
それも、限定的な制裁で濁したのが真相かも?
ウクライナ介入(クーデターを仕掛けたのはアメリカです)は、
ロシアの力を削ぐのが目的(クリミアに駐留する黒海艦隊の排除)と、
ウクライナの資源(西側の穀倉地帯と南東側の工業地帯とガス)が狙いでした。
*情報では暫定政権になったときに、ウクライナからアメリカに金塊30t超が
運び込まれたようです。
ソチ五輪のタイミングを狙い仕掛けましたが、
(ヌーランド国務次官補のクーデター工作が盗聴されていてロシア側に筒抜け・・・笑い)
しかし、ロシアのプーチン大統領に読まれており(CIAよりFSBのが優秀かも)、
ロシアはソチ五輪前に、既にウクライナに特殊部隊を潜入させていたと思われます。
経済的には、中・露は交易国相手にドル決済ではなく、
ジワリジワリと元、ルーブル決済を拡大してきています。
日本と言えば、貿易赤字と経常赤字が拡大しており、
経済的にも国際影響力が低下してきていることは事実です・・・かね。