アースルーリンドの騎士『二年目』 39 続く、襲撃 30 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

残念ながらやっぱりお絵かきする

時間有りませんでした…。

原因は、黒猫ベガの安眠妨害。

Ⅲ匹飼ってて思うのは

顔合わせると喧嘩する癖に

一人がすると次がして、また次もする…。

と行動パターンが同じ。

しかも時差でする。

れいす。が妨害した後、ベガがして

お陰で今日は睡眠不足でふらふら。

腹ぺこでやっぱりふらふら。

に成りながら、用事片っ端から片付けて

もうぐらぐら………。

いままだある用事をそっちのけて

休憩してました。

ぜーはー。

でその間中、白猫あん。

が可愛らしくじゃれまくり

悩殺攻撃。

どうして猫ってこんなに手間かかるのに

可愛いんでしょう…………。


さて。

今日はギュンターの失恋話。

当人、ここでは無敵のモテ男ですが

ちらちら旅先の話出ると…結構大変だったみたいです…。

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王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)

恋の矢「二年目」を最初から読む恋の矢


ディングレーがぼそり…と呟く。
「…全然ごっちゃにならないのか?
器用だな?」

オーガスタスが、不器用なディングレーに諭す。
「単に、慣れの問題だろう?
ギュンターは毎度必ず相手が違うから」

フィンスがまた、溜息吐く。
「…一人の相手に絞る時、それは苦労しそうですね」
ギュンターが聞き返す。
「どうしてだ?」

フィンスが肩竦め、デルアンダーが言った。
「…大体、一人に絞れるのか?
刺激が減って、絶対浮気しそうだ」

ギュンターがデルアンダーを見る。
「だが惚れたら、その相手が一番良くなるんだろう?
俺はまだそこ迄の相手は無いが…。
それに近い経験はある。
その相手が気になって、他に目が行かない」

この告白に、全員が目を見開く。

フィンスが目をまん丸に見開き、尋ねる。
「貴方でも…そういう経験あるんですか?!」
「…………どうして、驚く?」

オーガスタスがフィンスを擁護した。
「…そういう経験無いから、平気で渡り歩けるのかと」

ギュンターが、即座に問い返す。
「…あったら渡り歩けないのか?!」

全員が、頷く。

ディングレーが顎しゃくる。
「さてはその相手に、振られたな?」

ギュンターは項垂れる。
「…遊び慣れてる風で、誘われて割り切ってるつもりだったが…。
情愛込めて抱きついて来るから…普通勘違いするだろう?
…だが彼女は他に好きな奴が居て、そいつに失恋したばかり。
俺はそいつの身代わりだった」

皆、ギュンターに同情しかけたが、スフォルツァが言った。
「貴方を目前にして、他の男が好きだったんですか?!」

ギュンターが顔上げる。
「…その時俺はまだ餓鬼で、彼女が惚れた男は落ち着ききって誠実な感じの、好感持てる美男だった」

全員がギュンターの傷抉るスフォルツァを、呆れて見つめ、スフォルツァは皆の視線感じ、頬染めて俯いた。

が、オーガスタスが皆を救い出す。
「…でも今これだけモテてりゃ、慰める必要は全然無いな」

全員それ聞いてほっとし、一斉に同意を示した。

「確かに」(デルアンダー)
「その通りだ」(ディングレー)
「今は他の男に妬かれてる身ですもんね!」(フィンス)

いきなり皆が元気取り戻すので、ギュンターは顎に手付き、ふてくされきった。






つづく。




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