ヤバい!
続きお話書いてて、時間見てびっくり!
ヤバい!
SAIのメイキングとか見て、道草食ったからなぁ…。
ギュンターもそうですけど
ローランデの方もかなり意識に上っています。
互いの存在が。(笑)

アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
「二年目」を最初から読む
ローランデが口開くと、注目するように顔を見つめる。
「入学当初は…グーデンの弟だと色眼鏡で見られ随分…嫌な思いをしたと聞きますが…その都度ディアヴォロス様が庇っていらしたと…」
「その名は頻繁に聞く」
「「左の王家」の…それは高貴なお方で、学校を統べていらっしゃったので」
「素晴らしい男だと、皆口を揃えて言う」
「皆様の、おっしゃる通りです」
ギュンターが、真顔で見つめて来る。
「君迄そう言うのなら…そうなんだろうな」
ローランデは微笑んでいた。
「機会があれば一度お会いになる事です。
それだけで…全てが解ります。貴方なら」
ギュンターは頷き、が顔上げ見つめる。
「俺なら…?」
「ディングレー殿と近しいのでしょう?
あの方と誤解無く過ごせるのでしたら…間違い有りません」
ギュンターは、眉寄せた。
「…ディングレーは誤解を受けやすいのか?」
「大変、迫力あって近寄りがたく、お人柄が伝わりにくいようです」
「…俺も、そうか?
顔がヤワだし…愛想も無いしな………」
ぼそり…とそう言うギュンターに、ローランデは微笑んだ。
「それでも…貴方に関わった誰もが口を揃え、貴方は容貌に反しとても勇敢で、とても心の暖かい方だと」
そう告げた時ギュンターは、少し…照れた様に頬が…少しだけ赤く見え、ローランデは目を、見開いた。
「俺を正面から真っ当に褒める奴は、お前が初めてだ」
言い訳のようにそう聞かされ、ローランデはそう言った上級生を、見つめる。
「…育ちが、いいんだな」
ローランデは、そう告げて微笑む、美貌の上級生を尚も見つめ続ける。
圧倒的な存在感に包まれているのに…彼は一人の孤独なまだ若い…未熟な青年に見えた。
ローランデは声を、かけようとした。
がギュンターは微笑んで、背を向けた。
「…またな!」
言われ、ローランデは頷き彼の背を…見送った。
その場に立ち尽くし、ギュンターが三年宿舎の扉に手をかけ中へその背が、消えて行く迄………。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
