どっちもマジですね。
牙剥くギュンターは、オーガスタスにとっても厄介な相手。
戦い出すとギュンター、遠慮無しですからね。
オーガスタスも手加減する余裕が全然無いようです…。
ずっと忙しかったので、掃除する筈がヘバってます…。
燃え尽き状態で、頭の中真っ白…。
あ、それはいつもか…。
アースルーリンドについて。国の紹介
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
「二年目」を最初から読む
ギュンターは一瞬で身を起こそうとした…。
が直ぐ横から、通り過ぎた筈の車輪が戻って来る。
「糞…!」
一度晒したらオーガスタスはその低さを覚えてる。
今度はもっと低く薙ぎ払って来る…!
引くのは嫌だ…!
何としても!
これだけの敵に、一歩でも引けば気持ちが押される。
喧嘩は気合だ。
それを、思い知っていた。
咄嗟にギュンターは身を起こし剣引き、オーガスタスの胴目掛け、突っ込んで行った。
ぅおおおおおおぉぉぉぉっ!
場内が大きくどよめく。
普通では決して間に合わない。
その位ギュンターは素早かった。
オーガスタスが瞬時に胸を開け、身を横にくるりと回転させてギュンターの突き入れる剣を、やり過ごす。
ギュンターは通り過ぎ様咄嗟に歩を止めきびす返し、避けたオーガスタスの真正面へ、再び剣構え、突き入れようと突進する。
がちっ!
やはり真上から、今度は剣目掛け強烈な一撃が素早く振り下ろされ、ギュンターはその激しい振動に、握る剣が手から滑り落ちそうになるのをきつく握り直し、オーガスタスに振り向く。
がその姿を視界に捉える前に、また大振りの車輪が斜め上から振って来る。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう

