アースルーリンドの騎士『二年目』 33 大変な週末、その2  26 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

二台あるメインPCの

初期化が必要になってしまってお絵かきどころじゃない事態に…。

まあお話書くのとお絵かきメインのPCなので

整理は…楽…じゃないかな?

とは、思います。


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王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)

恋の矢「二年目」を最初から読む恋の矢



左右に散った標的に、末っ子は右に、左に剣を振る。
が、ギュンターも長男もその長い廊下で、末っ子からどんどん離れ距離を取る。

末っ子はギュンターを追いかけ剣を振り、逃げられると今度は背後に振り向いて長男に詰め寄り、剣を振る。

その背中を、ギュンターは咄嗟に駆け寄って思い切り蹴りつけ、末っ子がヨロめきながらも振り向き、剣を振って追っかけてる間に長男は、逃げるギュンターを追いかける末っ子の足の前にさっ!と足を差し出し引っかけ、転ばす。

ギュンターは慌てて派手に前にすっ転ぶ末っ子の、剣握る腕を掴む。
「…危ないだろう!
剣持ったまま倒れ込んだら!
自分の顔裂いたらどうする…!
こいつのおしめ替えたの、俺なんだぞ!」

背後の長男に噛みつくが、長男は訳知り顔で腕組みして頷く。
「お前のおしめ替えたのは俺だ」

「嘘付け!
俺のを替えたのはアルンデル(次男)だぞ!」
「奴も替えたが俺も!替えたんだ!!!」

四男は柱の背後でぼそっ…と囁く。
「もうお終いか?」

ギュンターは怒鳴った。
「もっと見たいならお前が!こいつの相手してやれ!」

末っ子は身を起こしギュンターを見、呟く。
「リンネル(四男)とやるのに飽きたから!
兄貴達にかかってったんだ!
シュティツェ(長男)は普段、斬りかかる隙が無いから、兄貴(ギュンター)とやりあってる間がチャンスだったんだ…」

ギュンターはかんかんに成って末っ子に怒鳴る。
「ならシュティツェだけに向かって行け!」





つづく。
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