アースルーリンド 『過去の幻影の大戦』 18 血塗られた戦場 31 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。



昨日アップした絵背景中途なのでもちょっと考えます。

なのでまだ未完。

で…。

今日はこれ。

笑える三人組…。

逸話は後で……。

本文はシリアスなので。


$「アースルーリンドの騎士」




王冠2 登場人物紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)



レイファスは馬でオーガスタスらに押し寄せる前面を迂回し、背後…。
今や横から襲い来る敵と戦う、アシュアークとシェイルの元へ付く。

テテュスが滑るように馬から降りると、シェイルが短剣を投げ横の敵を殺し振り向き、よろめき膝を折る、テテュスの脇を支える。

テテュスはシェイルを見上げ、それでも微笑む。
「もう…少し休めば戦える」

が、シェイルはテテュスの体から、気力がごっそり、抜け落ちているのに気づく。

背後に馬から降りた、レイファスの気配。
自分の代わりに短剣を投げて囁く。
「そのまま…テテュスを支えてやってくれ!」

シェイルは背後に振り向く。
そう言った、レイファスですら顔色が青かった。

自分でも神聖呪文を使うから、良く、解ってた。
力が自分から放射されると、力がすっかり…抜け落ちて行くのが。

シェイルはテテュスを片手で支えたまま、レイファスの、腕を引き寄せる。
短剣投げようと振り上げた、レイファスが咄嗟に呻く。
「…!狙いが逸れる…!」
「いいからお前が!
テテュスを支えてろ!」

レイファスは異論を唱えようとした。
がシェイルはさっさとレイファスの腕を引きその身を後ろに投げつけ、素早く入れ替わりレイファスの居場所を陣取る。

レイファスは思い切り引かれ、どん…!とテテュスの腕に背をぶつけ、呆けてシェイルの背を見守る。
つい…背後に振り向き、テテュスにぼやいた。

「あれって、どうなんだ!
まだ俺が六歳の餓鬼だと思ってないか?!」
テテュスは喚かれて、微笑った。
「…間違いなく、思ってるな」







つづく。
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チューリップピンク今日も読んでくれてありがとうチューリップピンク

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