22 王者の威風 18 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

流石親友ローフィスは、良く解ってますね♪

オーガスタスの同学年悪友たちも詳しく書くとえらい事になりそうです。

で無くても、相変わらずキャラ多いのに(涙)

$「アースルーリンドの騎士」




かん!
ローランデの身事飛び込む早い一撃を弾き、オーガスタスの左が唸る。
びゅっ!

ローランデは身を下げまた次を繰り出す。
左。
真横に払い、オーガスタスの腹を掠る。
オーガスタスは腹を引きながら右手に握る剣を、手首を返し縦に回し柄を手放し、一瞬で握りを返し、お返しとばかりローランデの胸を、瞬時に薙ぎ払う。

びゅっ!

手首を返した握りで二度、三度と懐深く入り込むローランデめがけ右を立て続けに喰らわす。

がっ!

ローランデがとうとう、それ以上引くのは嫌だ!と左の剣をぶつけ勢いを止め、右を斜め上からオーガスタスの肩めがけ、思い切り振り下ろすのを、オーガスタスは肩を下げながらも左の剣で、やはり咄嗟に握りを返し剣先を真っ直ぐ下に下げ止めた。

がっっっっっっ!

ローフィスが唸る。
リーラスがすかさず呟く。
「相手がローランデのせいか…あいつが武闘と言うより舞踏を、踊ってるみたいに見えるな」

「ああ見えて、あいつ舞踏でも名手だ」
「いい踊り手だな。
見た時はびっくりしたが」
「様に成ってる」

悪友達も続けて感想を述べた。
ローフィスがとうとう苛立ちに口を開く。
「…それだけ、奴本来の戦闘が出来てないって事だ!」

皆が一斉に、そう唸るローフィスを見、慌てて視線を、オーガスタスに戻した。