テスト投稿。『二年目』 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

ミラーサイトでまだ迷ってる。

こっちに載っけるとなると

この後グーデンが悪さしまくりでどんどん過激に成っちゃって

赤字で18禁です!

と記事冒頭で叫ばなくちゃなのですが…。

どうしよう………。

とりあえず、この辺は変わらずおボケなシーンなので

テスト投稿してみます………。


「アースルーリンドの騎士」
「アースルーリンドの騎士」
王冠2 登場人物紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
ギュンターは愕然とする。
面はともかく、この長身のせいで最近そういう誤解からは免れてきた。
…が確かに、並んでカップルに見える位オーガスタスはデカかった………。

ハウリィが見ているとギュンターは俯き、下げた拳を固く握って怒ってるみたいだったが、自分の面が原因で誤解されてるので怒鳴りつける訳にも、行かない様子だった。

「飲みに行くのは酒で…俺が抱くのは女だ!」
叫ぶが、誤解してる二人は顔を上げない。

「…そう言えばディングレーと肩並べて歩いてた時も、同学年の嫌味な連中はニヤニヤ笑って俺を見てたな………」
そう思い当たり、溜息混じりにギュンターはつぶやくと、がっくり肩を落とす。

そして必死で言葉を探し出す。

自分は俺に取って負担じゃないのか?
と気遣う怯えきった気の毒な美少年(ハウリィ)にオーガスタスは
『喧嘩したいから、こいつにとって呼び出しは好都合』
そう言ってハウリィの想い煩いをチャラにした。

「…………………」
ギュンターは幾度も『俺は攻めるのが大好きで…』だとか、『受け身はタイプじゃない』の言い訳を口にしようとした。

が言った所で、今度はオーガスタスが女役と勘違いされるか…もしくは俺が強がって嘘を言ってる。と信じて貰えないかのどっちかだ。

溜息が洩れる。
二人の視線をひしひしと感じ、ギュンターはもう一度溜息付き、囁いた。
「………俺はともかく、ディングレーもオーガスタスもマトモな男で俺を抱く気なんかてんで無いから、誤解してやるな」

その時ようやくアイリスもスフォルツァも顔を上げる。
二人の後ろで真ん中から顔を出してたハウリィは、誤解が解けて良かった。と微笑んだ。

ギュンターはハウリィの笑顔を見て笑う。
「笑ってろ。その方がずっといい。
俺が居ない時はその二人が、お前の笑顔を護るから」

気障だ。とアイリスは思った。
陳腐だとも。

が、ハウリィは全開でそう言ったギュンターに笑い返し
『そうか…正義の行動は陳腐を超えるのか…』
としぶしぶアイリスは、自分の思いを引っ込めた。

いつも遠慮がちに寂しそうな微笑しか、目にして無かったハウリィがその時初めて本当に嬉しそうに、心からの笑顔を、感謝を送るようにギュンターに、向けていた。

アイリスはもう一度、ギュンターに視線を送った。

顔は確かに甘っちろく優美な美貌だったが、その長身の…スラリと細身の体に、隙は無かった。

が、遠ざかるギュンターの背につい零す。
『…あの顔で喧嘩好き。と言われても、説得力が無さ過ぎる。
私がオーガスタスに振られた原因が、酒のせいじゃなく彼だったとしたら少しは…プライドも護れたのに』

そして今度はアイリスが、がっくりと肩を落とした。
『………やっぱり、酒に負けたのか……………』

スフォルツァは何も知らずアイリスに振り向いたし、ハウリィは感謝の瞳を改めて二人に、向けた。





つづく。

以前設置し、けど人数オーバーとかで使えず

今なんかまたいいみたいなので

ついでにこっちもテスト。

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