アースルーリンドの騎士外伝。『幼い頃』晩餐での冒険150 | 「アースルーリンドの騎士」

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オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

王冠2 登場人物紹介
曲はフィナーレを迎えようとし、シンバル奏者はオーガスタスに視線を向け、合図を送るように両手を振り上げ、オーガスタスは彼の目線を受けて振りを入れ、ディングレーはもう完全にオーガスタスの剣を待ち構えた。
シンバルが立て続けに鳴り始め、シェイルが子供達に向けて呻く。
「見せ場だ」
子供達はごくり。と喉を鳴らすと、音に合わせ、さながら実戦の戦いのようなオーガスタスとディングレーの迫力ある剣を交える様を見守った。
息を付く間無く六回鳴るその間一度も二人は外した事が無く、左右上下と忙しく剣を振り入れるオーガスタスの剣をディングレーは全て合わせて止め、会場の皆がその格好いい戦いに、夢中で拍手を、送り始めた。
「…まあ!」
「素敵」
セフィリアとアリシャの声が後ろから響き、子供達も彼女達がようやく、ディングレーの格好良さを認めたのかと振り返った。
が、三人同時に振り向いた途端固まってしまう。
アイリスも振り向いたし、ローフィスは少し遅れて、ゼイブンに至っては、子供達が振り向いたまま固まったのでその理由を知ろうと。
セフィリアとアリシャの横のソファで、ギュンターがどうやらローランデの四の五のをこれ以上聞く気が無いと意思を表示したかのように彼にのし掛かって、腕に抱きすくめて口づけで、黙らせていた。
ローフィスはさっさとアイリスに何とかしろ。と視線を送り、正面に向き直ったし、ゼイブンも肩をすくめると
「俺もローフィスもあんたに比べると、うんとひ弱だ」
と、優雅に見えるがギュンターと張る程長身で体格のいいアイリスに視線を送る。


つづく。

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 『野獣の初な恋心』『幼い頃』
の2008/6/11から
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