電車にて

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こんにちは、もしくはこんばんは。


皐月 玲です。

 


これは。


先日僕が電車に乗った時のお話です。



基本、僕は電車内では立ってることが多いのですが、

しかし、その日の前日、
ワケあって二時間もかけてジョギングしたせいで、

(※前々回の記事参照)


足がガクガクに疲れていたので、
座ることにしました。

そして、しばらく車両にガタンゴトン揺られていると、


たまたま目の前に立っていたオナゴ2人組みが、
【出張ホスト】がどうのこうのって話しをしだしたのです。


正確に云うと、
【デリホ】がどうのこうの──と会話してたんですよ。


これには思わず、僕も耳ダンボで盗み聞きしようとしたら、


丁度、タイミング悪くオナゴ2人組みは、
停止した駅で降りてしまったんです。


いやー、残念。
少しだけビックリしましたが、


単純に世間で、この稼業の認知度も少しは上がってきたのかなと思いました。


まあ。そこまでは良かったんです。


ただ、【出張ホスト】ならまだしも、
【デリホ】と呼んでいたんですよ。
 

良いんですよ。通称、
【デリバリー・ホスト】なので、
 ちっとも間違ってはないんです。


しかし、元来が、どこまでも夢想家に出来ている僕としては、もっと聞こえの良い、


かっちょイイ呼び名は無いものかと思う訳であります。


例えば、



「花屋」→「フラワー・フローリスト」


「木こり」→「ウッド・カッター」


みたいな感じにですよ。笑




──なんて、こういうモードになってしまったら、もう最後。


我々の稼業における、
「かっちょイイ呼び方はなんだろうか?」と。

僕は、ロダンの【考える人】の石像のようなポーズをとり始め、


思索に耽ることにしたのです。
(I'm 暇人)


〝人間は考える葦である″とはよく言ったもので、


〝考える皐月″を続けているうちに、


様々なネーミングが浮かびました。

ここから ※独断と偏見の解説






第一提案【コール・ナイト】


うーん。エレガンス。


昼でも夜(ナイト)でも鎧をまとい登場します。
姫様、どうぞお呼び下さいということですね。
弓で貴女のハートを…

はい、そろそろ止めときます。



第二提案【デート・プランナー】


とにかく、
プランナーって無性に響きがいいですよね。
『デートは、この世で1番楽しいことや』と、

デートがこの世で1番好きな人が言っておりました。



第三提案【出張・ビューネくん】


古っ!

しかし、僕はビューネくんのCMを初めて見た時、不思議とシンパシーを感じてしまいました。

時に人は、己の未来の展開を予知することができるのでしょうか…。



第四提案【未だ壁ドンを受け継ぎし者】


『壁ドンはええんやで!』と、
壁ドンを武器にしてる人が言ってました。


一時的な流行りとしてではなく、
風化させたくないという熱い想いを感じます。


テポドンと違い、取り上げられる心配もない武器ですしね。



第五提案【国家公認・ジゴロ】


合法ジゴロとネーミングは悩みました。笑

ポイントは全くもって違法ではなく、
〝職業に貴賎なし″というアピールも含んでるわけですね。


もちろんご利用者も、堂々と胸を張ってご利用して下さいということです。


法といえば、やはり僕、ボーダー服は着たくないですからね。


黒人の親友と共に脱獄したのち、


両手を広げて全身で雨を浴びることには少し憧れますけど。



第六提案【表街道・紐職人】



幼馴染の鈴木くんは壺職人。

田中くんは桶職人。

しかし職人会では、

何故か同じ職人仲間である、
僕だけ一向にお呼びがかかりません。

もちろん、色違いの作務衣は6着持ってます。

人生、裏街道は出来るだけ歩きたくないですからね。

幼馴染曰く、
「職人の道に完成は無い」とのご意見。

かっちょイイ〜僕も見習わなきゃ。



第七提案【カサノバ・チルドレン】



ドンファンは架空の人物でしたが、
カサノバは実在しましたからね。

カサノバの回想録は神保町の古本屋で発掘して、読んだのですが、

晩年は独りでいることを良しとして、
幸福を感じていたのだと思います。

※興味無い人多そうなネタで御免。



第八提案【遅れ過ぎた反抗期】


もはや、キャッチフレーズやないか。

結局、男なんぞロンリー・ウルフですからね。
いくら強がってても。

…にしても反抗期って、なんかロックですね。

シェキナベイベー!

ナンシーhayカモン!



第九提案【愛の伝道師】



いやはや、教えられてばかりです。



第十提案【逢えるロミオ】



これには、ジュリエットも満面の笑顔。
しかし、悲劇がなけりゃ作品にはなりませんね。障害は、時として必要なスパイスにもなり得るのですね。



第十一提案【逢える彦星】



天の川は幻想でした。
まったくの蜃気楼でした。

やはり、幻想の誘惑に打ち勝つことと、
諦めずに信じ続けることって大事ですね。



第十二提案
【スーパー・ビューティフル社会不◯合王子】



これじゃあ、まるで。
かの監禁王子の親戚みたいですね…。
(コンプライアンス会社に手土産を贈らなければ。)


産声と共に、浮世から逃避していたら、
早くも33年経ってしまいました。


言うまでもないですが、
他のホストさん達はスーパービューティフル王子です。(スリスリ)



その他【エキセントリック少年ボウイ】



青の時代。蠢く狂気と、純粋性の合わせ技ですね。世代の方は知ってますかね。


エキセントリックな人って、人に迷惑さえかけなければ、己の純粋性を重視した生き方で、素敵ですね。



結論【デリホ】



やっぱ、これこれ!

なんてったってデリホ!



呼びやすい!音の響きもグッド!

デリホ!万歳!


ウッヒョー!



…うーん、わたくし、段々ただのおかしなキチ◯イブログになってきました。


やはりシンプルに出張ホストで良いのではないでしょうか。




そんな終わりなきラビリンス。


阿保な思索(雑念)活動に夢中になってたらですね。



隣で座っている、


狸のような顔をした、サラリーマンのおじさんが「ぐーぐー」といびきをたてながら、


僕の方に寄りかかってきました。

相当お疲れだったのでしょう。


しかし、僕は、この通り完全なるノンケです。


それはもう、マッサージ師の男性に触られるのも嫌なぐらいですから。

なのに、隣のおじさんは、
「グースカ・ピースカ」言いながら、


更に激しく、ピットリ密着してくるわけです。


僕は焦りました。


当然、周りの目も気になります。

嫌悪感丸出しの、この様子を、


周囲の乗客に見られてニヤニヤされるのではないか?

と考えると、やはり恥ずかしいのです。


僕は段々、居ても立っても居られなくなり、
遂には眉間にしわを寄せながら、


瞳を閉じました。


おそらく、僕が眼をつぶっていることをいいことに、乗客達は更にこちらの方へ、


好奇の眼差しを向けていることでしょう。


いや、体感的には、
電車の車両内だけでは留まらず、


全世界、それこそ地球だけでなく、
この大宇宙全体、生きとし生ける全ての生命体から監視されてるのでないか?と勘繰るぐらいの、


驚異的なレベルの、
突如訪れた、罰ゲームなのです。


そして、
根が人一倍スタイリッシュで在りたいと、
誰よりも願う僕は、


動揺を、周りに悟られては成らぬ、
ちっとも困ってないんだと、
アピールする為、起死回生を図り、


微笑の表情をつくりました。


ISETANのフロアレディ達に負けずとも劣らぬ、


皐月の微笑が、生まれた瞬間。


おじさんは、ピクッと一瞬動いた後、


突如、イビキが止みました。

 
続いて、ほのかにリラックスしたような声色で「ムニャ ムニャ」と呟いたのち、


今度は一転、


完全に死んだように眠り、
静まり返ってしまいました。


静寂に包まれた僕達は。


きっと周りから見たら、


おじさんが、おじさんに、


寄り添い合う構図なのです。


更に、目を閉じたまま想像すると。


この狸親父、いや、


おじさんは。今、とても安堵に満ちた表情なのでしょう。


もちろんこの僕も、なりきり・釈迦牟尼像のような微笑を保ったままです。


このような公の場で、


お互い目を閉じ、


恍惚の微笑を周囲に発する、


2人組みからなる我々〝おじさんズ″は、


お互いを、大切に支え合うかの如く、


どこまでも気の届き合う共同経営者同士の、


最期の抱擁かの如く、


混じりっけなしの一体感を周囲に見せつけながら、


相思の姿で、寄り添い合っているわけです。


まさに悶絶・地獄絵図です。


平日の白昼夢。


怪奇現象とは、こうして、
かくも突然訪れるものです。


白い悪魔の悪戯はこんなにも、


身近に蔓延していたとは…。


あぁ、こんな所、知り合いにでも見られたら──。





グィィーーン!!


「はっ!」


その時。


「いい加減にしてくれよ!」


と、何処からか、甲高い声が聞こえてきました。


はて。ここはどこでしょう。
気付けば、見慣れた景色。


先程の電車の中でした。


隣には狸おじさんの姿なんぞ無く、
代わりに狐のような顔をしたおじさんが居ました。


「おい、兄ちゃん。居眠りはいいけどよ!
俺に、ずっと寄りかかってくるなよな!」


狐親父はそう言い放って立ち上がり、


プリプリと怒りながら隣の車両へ、
去って行きました。


あぁ、、。


そうなのです、、。


隣の人に寄りかかって寝てしまったのは、


何を隠そう、僕の方だったのです。


自分が、人に寄りかかって寝ていたくせに、


人に寄りかかられて寝られて迷惑だという、


まったく愚かなで、どうしようもないほどの、
都合のいい夢を見ていたのでした。


なんたることでしょう。


被害者だと思い込んでいた僕は、


加害者、そのものだったのです。


自身の職業のかっちょイイ呼び名を考えてる場合ではなく、


無意識のうちに正義と悪を入れ替える、
己自身がこしらえた、


この悲劇的アイロニーについて、
考えなければならなくなりました。


僕はあまりの自己欺瞞ぶりに、
自責の想いと共に恥ずかしくなり、


新宿駅に停止すると、


顔を真っ赤にして、
逃げるように車両を降りて、
ホームへと向かいました。


ところがどっこい。


顔を真っ赤にした、僕の視界に映るのは、


なんてことでしょうか!


同じように一面真っ赤に染まった、
新宿駅のプラット・ホームが見えました。


続いて、おびただしい数の人々が、
横並びして、一斉にこちらを向いています。


そこはまるで観光客を待ちわびる


発展途上国の空港のような光景でした。


そして、


「皐月!皐月!」と、大勢のの人々が、


熱狂の皐月コールを送り出したのです。


狸親父がいました。


「皐月!」


隣に先程の狐親父もいます。


「皐月!」


「皐月!皐月!デリホ!デリホ!」


「皐月はデリホ!」


「えっ!?」


「皐月デリホ!皐月デリホ!皐月デリホ!」

更に、どこからともなく、
次々と大勢の人が集まってきました。

そして、全員が手を叩きながら、


「デリホ!ハイ!デリホ!ハイ!デリホ!」


そこには狸と狐だけじゃなく、


羊に似たおじさん。

山羊に似たおじさん。

ペリカンの車掌さん。

そして、先程のオナゴ2人もいました。

2人共、よく見ると犬と猫のような顔をしていました。


沢山の種類のアニマル・人間達が、

とどまることなく、どんどん増えていき、
「デリホ!デリホ!」と叫んでいます。

大嵐のような、どよめくボヘミアン的、
【デリホ・コール】です。
 

やはり僕はデリホのようです。
 

これは、真実の旗を突きつけられた逃れようもない、

現実そのものでした。

しかし、全然、胸熱ではありません。





グィィーーン!!


「はっ!」





…気づけば、

チュンチュンと鳥が鳴いています。

鼓動がドクドクと脈打ちます。

窓から朝陽が降り注いでいます。

そこは、、いつもの自部屋です。

僕はベッドの上で、

大量の汗をかいていました。


枕元を見ると、
 
動物図鑑がありました。

こないだ、ブック・オフで購入したものです。


その隣には、僕の携帯電話があり。


携帯の液晶には、


バルトレージュのホームページ画面が映っていました。


恐らく画面を開いたまま眠りに落ちたのでしょう。


「…なんだ。全て夢だったのか。」


夢想家もここまで来ると、タチが悪く、


とんでもなく混沌とした、
悪夢を見てしまうようです。


喉がカラカラに乾いたので、


(やれやれ、気を取り直してカフェでも行くか)
と、思い。


着替えて、玄関の扉を開けると、


そこは、、。





元の日常の世界がありました。


いつもと変わらない、近所の風景です。


無事に夢の中から戻って来れました。


安心感が込み上げてきた僕は、


ルンルン気分でスキップしながら、


カフェに向かったのでした。


皆様も就寝の際は出来る限り無心で、


穏やかな心で、お寛ぎ下さいませ。




それではグッドラック☆




…と、いうブログを書く夢を見ました。


あまりに現実と見間違うほどに、


リアリティーがあり、強烈だったので、


それを今カフェで、


ブログに書いてみました。


もちろん、今が現実です。




という、、夢を──。





という、夢を──。






グィーーン







※【注意】 


長…!永谷園!

内容も、いよいよ、一介のデリホ出張ホストが書くようなブログじゃなくなって来ました。笑


また、可憐な皆様を、
眼精疲労で苦しめてしまう。


短めの記事の、ネタ探しの旅をしなければ。。



僕と遊んだ際(こんなわけのわからない珍奇ブログを書いておいてなんですが)


良ければネタの提供にも、
ご協力下さいませ。笑


それでは皆様ほんとにほんとに、


グッドラック☆