汗をかきながら街を歩き(いや!走り)、ポスティングをしていると、最近、感じることがあります。
それは・・・・。
「賃貸アパートやマンションの空室が妙に多い。」
「単身者の数が実に多い。」
去年の住宅着工数のデータでは、賃貸系の建物の建築は大きく落ち込み、
街に、アパートやマンションが新しく建築されなくなったはずなのに!
賃貸物件が増えていないはずなのに!
空室が、すごく多い・・・・。
これは、単純に、「人口が減っているせい?」と、思ってしまいます。
単身者が多い・・・・と言っても、この中には、文字どうりの「単身赴任」の方や、
ワンルームマンションに住む「一人暮らしの大学生」もいると思うのですが、
あれ?!・・・・と、感じるのは、普通だったら、ファミリー世帯が借りていそうな2LDKとか、
3DKのようなアパート・マンションに、子供の自転車やママちゃり(笑)が無いのです。
でもって、少し古いアパートには、一人暮らしのおじいさん、おばあさんがやたらと多い。
普通に生活していると、あまり、気づかないかもしれませんが、
私達のように、地回り(やくざじゃないよ)と言いますか、足を使って街を細かく動いていると、
『少子高齢化社会』の現実を、なんだか、まざまざと見せつけられた気がして怖くなります。
近い将来ではなく・・・・もう、現実に、今の日本は、労働力と消費者の減ってしまった、
『少子高齢化社会』になり始めているような気がするのです。
私・・・・たまたま、自分の見た街がそうだっただけなんじゃないかと思い、
ネットで調べてみると、未婚率のデータがありました。
このグラフ見ると・・・・ぞっとします。
「25才~29才の女性の未婚率」が、2000年段階で54%・・・・・ま、これは、晩婚化かな?
・・・・と、いう印象ですが、・・・・・問題は男性のほうです。
「30才から34才の男性の未婚率」が、42.9%。
直近のデータでは49%とかいう話も聞いたことあります。
男性の半分が・・・しかも34才までの男性の半分が未婚と言うことは、同時に、
この年齢の男性と結婚しない女性も同じ比率で未婚と言うことになりますよね・・・・。
いきなり、結論を言ってしまうと、これからは、ファミリー向けのビジネスは、
消費者(お客様)が半減する!
・・・・ちゅーことを、意味しませんか?この数字・・・・。
私達の住宅産業なんてものは、まともに、ファミリー向けの仕事です。
未婚の人が、家なんか買うわけありません。
あと数年先には、新築住宅着工数は半分になるのでは?
元々、年間120万戸程度の着工数で推移していたこの業界ですが、
ついに100万戸を割り、大騒ぎになり、
そして去年は、とうとう80万戸?・・・・でしたっけ・・・・大幅にダウンしましたが、
このまま、少子高齢化が進むと、60万戸、50万戸の世界になると思われます。
こんな着工数になったら、間違いなくハウスメーカーさんが2~3社つぶれます。
マンションを供給する大手ディベロッパーさんも、とても経営・・・もちません。
ゼネコンと同じで、海外に消費者を求めて、大手は出ていくしかありません。
住宅だけでなく、ファミリー向けの需要がなくなると、他の様々な産業も困ってしまうでしょう。
消費者が減れば、需要がなくなるわけですから、会社は縮小するか、
人口が増え続けている海外の後進国に出ていくしかなく・・・国内の産業は空洞化します。
消費を増やすため、政府は仕方なく、大量の移民を受け入れる・・・・なんてことになれば、
日本の治安はますます悪くなる・・・・。
そうなれば、ますます、子供なんて持たない!という若者が増えそうで怖い・・・・。
今、一応、表向き・・・・世界の中では、中国とインドが景気が良いことになっていますが、
この2国に共通しているのは、人口が多い!
・・・つまり消費者が多い、需要が多いという点です。
何だかんだ言っても・・・・人口が多くないとだめですよ、絶対。
若い人たちには、頑張ってもらたいですねぇ~。![]()
