某様が某様を救う? | WAS IT ALL WORTH IT ?

子供を学校に送り出して、ほっとした瞬間、妻の携帯が鳴る。

某様からでした。


「ウチの給湯器から水が漏れてきました!」


電話を受けた妻の話だと、漏れた・・・というより噴出した!と言ったほうが

正しいほどの水漏れだということでした。


妻は、東邦ガスのS係長さんに、私は現場監督のMさんを通じガス屋さんへ連絡。

ばたばたっと朝の準備をし、某様邸へ向かう。


現地に着くと、ガス屋さんが2人で給湯器の点検をしていました。


「どうだったんですか?原因は?」


と聞くと、


最近の給湯器は単にお湯を沸かすだけではなく、浴室のミスト、居室の床暖房等の

ために、とにかくフル回転・・・・機能も複雑になり・・・・今回の水漏れ箇所のバルブは、

給湯器を設置した担当者が手動で調整する箇所だったため、若干、緩めの設定を

してしまい、バルブにかかった圧力に負けてしまって、水漏れが発生してしまった

ようでした。


「申し訳ありません。私どものミスです。」


原因がはっきりしていたため、ガス屋さんは素直に頭をさげられました。


某様のお話ですと、横に住む朝の早い某様(こちらも当社のお客様)が、異変に気づき、

某様に知らせてくださったそうです。


「横の某さんのところも、同じことが起こり得るわけですね。」


と、ガス屋さんに聞くと、


「はい。ですから、現在、念のためお隣さんも点検しております。」


おっしゃるとおり、お隣さんの給湯器のカバーも取り外されていました。


「でも、担当してくれたガス屋さんが近くでよかったですワ。

ガス屋さんが来てくれるまで、水・・・・出っ放しでしたもんね。」


と言うと、


「申し訳ありませんでした。

いつでも飛んできますので、何かあったら連絡してください。」


と、言ってガス屋さんは帰りました。


某さんの奥様に「すみませんでした。」とお詫びすると、


「こちらこそ、朝早く電話してすみませんでした。

以前、ガス屋さんから名刺いただいたんですけど・・・・その・・・・主人が・・・・あせって、

ガス屋さんじゃなくて・・・・・Gさんの・・・・・奥様の携帯にかけてしまいました、あはは。」


私達の携帯は、夜中の12時から朝の6時半の間だけ寝てますので、

つながりませんけど、後は大丈夫ですから、いつでも電話してください。


・・・・と、奥様にお伝えして会社に戻りました。



それにしても・・・・お隣の某様、有難うございました。