個人的には北向きが好きです | WAS IT ALL WORTH IT ?

「住宅情報タウンズ」のM上さん来社。

掲載物件の打ち合わせ。


毎回、感心してしまうのですが、前の担当者のK倉さんといい、

現在、担当のM上さんといい・・・・約束の時間より、5~10分

遅れそうになっただけで、必ず、事前に連絡をくださる・・・。

リクルート社さんというのは、そういった社員教育が、しっかり

している会社なんでしょうか・・・?


それはそうと、前回も今回もM上さんはマスク姿であった。

花粉症なんだろうか?

おまけに、今日、名古屋地方はインターネットのニュースでも

出ていましたが、ひどい黄砂でした。

さぞ、苦しかったことでしょう・・・。


午後からは、広告屋さん来社。

販売会の広告の打ち合わせ。

載せて欲しいことだけを羅列して、毎回そうですが、今回も完全に、

「おまかせ」であります。

どんな原稿ができてくるのか、楽しみにしています。


某様と、某様の図面修正と見積もり作業を続ける。

こちらの南向きの2邸・・・・なかなか難しい。

何が難しいかというと、南向きの住宅は、平面プランがほとんど

パターンが決まってしまうのが、とっても難しいのです。


設計者からみて、一番デザイン的に色々と工夫できる敷地は、

実は東側道路の、東西に長い建物。

次にデザインしやすいのは、北側道路の敷地。


この二つは、間取りも色々と考えられますし、外観のデザインにも

変化がつけやすく、いわゆる「カッコイイ」デザインが作りやすい。


しかし、南向き(南側道路)の住宅は、


「南面に、玄関とLDK・・・・奥に和室と水周り」・・・これが1F

「南側に洋室2室と、北側に洋室1室とトイレ」・・・これが2F


といった感じで、パターンがほぼ1種類しかないのです。

中には、コの字型にして中庭をつくったりするプランもありますが、

構造的に問題もありますし、結局使い勝手も悪く、採用例はゼロ。


この1種類の平面プランから、何種類もの立面(外観)をつくって

いかなければならないため、毎回苦労します・・・。


お客様には人気の南向きの敷地・・・・・しかし、実は、

設計者泣かせの敷地なのです。


そうこうしている間に、CG制作会社さんから「西之保の家」の

完成CGが送られてきた。

こちらの住宅は、北側道路の3階建て。

外観にも色々と変化をつけることができました。


 「西之保の家」


ちなみに私の自宅は「北東角地」。

一方、会社は「南東角地」。


会社と住宅が、敷地的には逆でないか?と言う人もいるのですが、

私は個人的に、南側道路を通行する人や車の視線が、室内から

気になってしょうがない。


ですから、「北東角地」のほうが落ち着くのです。

南にある庭に面した居間にいても、家の中をのぞけるのは、

南に住むお隣さんだけですから・・・・。


しかも、南側に住むお隣さんは、北側(つまり私の家のほう)などを

向きながら生活していません。

南側のお隣さんも、いつも南を向いて(私たちに背を向けて)生活

していらっしゃいます。


結局・・・・性格に合った敷地で住めるのが一番良いですね。