スピーカー配置探し その2 | アーカーサの英語学習日記

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自分のリスニングルームでは50Hzの音が聞こえない場所があることに気が付き、なんとかしようと 「リスニングルームの音響学」という本を読むことにしました。

 

この本は、著者の石井氏が最適なリスニングルームを作るために模型を使って様々な測定をし、その結果を考察して、新石井式リスニングルームを考案し、その作り方まで公開しているという恐るべき内容でした。しかし、新石井式リスニングルームを作るには新築時に行う必要があります。

既存の住宅でも対策できると私が理解したのは「なるべく定在波の影響を受けない場所にスピーカーを配置すること」「グラフィックイコライザー等の電子機器を使って良い特性にすること」「適切に吸音材を使うこと」の3点でした。どれも自分で試行錯誤してやらなければなりません。

まずは「なるべく定在波の影響を受けない場所にスピーカーを配置すること」を真剣に取り組むことにしました。

 

この本によると天井の低い部屋(一般住宅はそれに該当)の場合、斜め配置にすると良い特性が得られる、とありました。やってみました。

 

 

確かに悪くはありません。音がかなりスピーカーの後ろで聞こえます。あまり聞いたことのない音場なので新鮮でした。スマホアプリ「KRK Audio Tools」で周波数特性を測定しました。動かす前とほとんど同じでした。50Hzのサイン波を流してウロウロしてみました。右のスピーカーの方が音が小さく聞こえました。

 

下記のように色々と試してみました。(下記が全てではありませんが、典型的な例として載せています)

 

 

 

 

 

 

 

スマホアプリ「KRK Audio Tools」で周波数特性を測定しましたが、どれも結果はほぼ同じでした。ここでこのアプリはアンインストールすることにしました。

 

感覚的には最後の配置が一番良く聞こえました。しかし、上記のどの配置でも50Hzの音は右側のスピーカーの方が小さく聞こえました。

 

この部屋は50Hzの定在波はどうすることもできないのだろうか、と半ば諦めかけました。と同時にちゃんと測定したほうが良い、とも思い、なるべく簡単に測定できる方法を調べました。

 

調べた経緯は割愛するとして、測定マイクは miniDSP UMIK-1、音響測定ソフトは Room Equalizer Wizard(REV)というものを使うことにしました。マイクを発注して到着を待つことに。因みに、REV というソフトは無料です。

 

8月~9月のクソ暑い中、スピーカーと機材を何度も動かすのは本当にしんどい作業でした。それでも、スピーカーの本来のポテンシャルを少しでも引き出したい、という思いがあったので乗り切れました。高いスピーカーを買っても低域の音に満足できないのは、定在波の影響によるものが一番大きな要因だと思いました。なんとかして少しでもその影響が少ない場所を見つけたいという思いが募るのでした。

 

続く