英・チャーチル元首相の国葬、再現…… | パイプと煙と愚痴と

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第二次大戦中に英首相を努め、現在でも名宰相と謳われるチャーチル元首相没後50年に合わせて、国葬再現がイギリスで行われたとか

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チャーチル元首相は、1965年1月24日、満90歳で病没、功績を称えて国葬となりました

今回のチャーチル元首相の国葬の再現では、当時、同首相の棺を運んだ船がテムズ川を航行、タワー・ブリッジが左右に開かれ、元首相に敬意を示しました

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議会では、英・キャメロン首相が『チャーチルは自由民主主義が最後は蛮行独裁に打ち勝つと感じ、実際にそうなった』……

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『私達は今、20世紀の勇気と決意を改めて思い起こさなくてはならない』と演説、元首相の功績を称えるとともに、テロとの戦いを意識した演説です

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チャーチル元首相は、軍人出身で、戦車の開発を命じたことから『戦車の父』とも呼ばれています。しかし、第二次大戦で戦車を大活躍させたヒトラーに緒戦で大敗北を喫することに

バトル・オブ・ブリテンでは、英本土にナチス空軍機を引き込み、消耗戦に持ち込みました。作戦は歴史の通りですが、英国一般市民の被害も大きなものに

ナチスがV2を開発したときは、暗号の解読に成功していて着弾地点がわかっていましたが、暗号解読が見破られないように、着弾地点の住民を避難させなかった、非情な面

一方、日本軍による欧米列強のアジア植民地解放戦争には勝利したものの、植民地諸国が一斉に独立運動を強め、イギリス帝国は事実上、崩壊しました

しかし、昭和28年のエリザベス2世の戴冠式には、日本の皇太子(今上天皇)を招き、まだ反日感情の強かったイギリスで、皇太子殿下の警護と歓待役を務め、日本に敬意を示しました

いまだ毀誉褒貶が激しく、歴史的評価が定まるのは、まだまだ先のことになるでしょうが、最後大英帝国の大宰相であったことは確かでしょう
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