体調帰路区 -3ページ目

4月の下旬から

…4月の下旬から続いていた胸チリチリリンの連結先はたぶん、これがその一つであろうというお話しです。…記憶は絵巻にして屏風のようにたたみ、づらづらと長い人生を物語のようにしてしまってあります。折りたたんである所に、ある日リアルに見つけた小作品、そして作り手の年代とレトロなガラス器檸檬の香りが重なって、いきなり記憶のとあるページに光で結ばれ照らされ連れ込まれ、チリチリが止まらなくなったのでした。確証を得る材料のない、ただ私的に存在する無形の記憶と私的な直感のみ頼りの故、そうかっ、と確信に至るまで必然的にゆるやかな時間の流れとなりました。…30代初期の住まいでの出来事と結ばれたのだと思います。随分と昔のことです。…当時、持ち家二階建て家屋を下宿屋風に改造した、教授の方らしい?大家さんの条件付き格安家賃斡旋がありお借りしました。やがて楽器、画材、機織りなどの道具を持つ人たちが次々と集まり出し、共用のラウンジには所狭しとそれらの道具が並ぶようになり夜ともなると、布織る人、デッサンする人、写真撮る人、岩絵具塗る人、それぞれ外の会社仕事を終えた住人が創作活動にいそしみ始め、やがて展覧会への出展や、自ら企画展を主催したり、さらに時間がたつと、プロになる人、故郷に帰って美術教師になる人、企画を生業とする人、頼まれ雇われ雑誌社長になる人、画廊主になる人、販売部門転職の人、建築やデザインの家業を継ぐ事にした人など、いろいろな部門に分散していったのでした。たまには照れつつ海釣りや温泉にもみんなで出かけましたが、繊細で孤独家で夢を捨てきれなかった人間が、期間限定取り壊しまでの借家住まいで、共に再び夢追う人となって再始動した貴重なあの頃の事が鮮やかに記憶の絵巻に残っておったのですね。街の二荒バンバで、志を感じた方たちの作品から蘇ったシェアハウス的空間での出来事。ビル立ち並ぶ駅近の隙間にあった木造二階建アパート。そこが夢再びの新しい出発がなされた場所となりました。
忘れられない場所って誰にもありますですね。4月にこちらの街で見つけた手ぬぐい、使い心地がいいですよ。
ご活躍をかげながらお祈りしております。

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和太鼓の響き

こちらは、雷の多いところで、今日も午後から2時間ほど鳴り響いていました。それでも洗濯物はだいぶ乾いていて助かりました。

昨日は朝から雷雨でしたので何だかせわしなく、午後からは穏やかに晴れていましたのに、すっかり洗濯するのを忘れてしまいました(笑)。

今日は大きな音の雷が連発、短い停電も二回ほどありましたが、雷の音をハッキリがっちり聞き捉える事ができ、とても感動しました。

今までは、大きなひとかたまりの音(バッシンとかドッカン)にしか聞こえませんでしたが、今日は少しゆっくりめの雷鳴だったのかもしれません、この年にして初めて大太鼓を打ち鳴らす大人の雷さまに出会いました。そればかりではありません、小太鼓を打ち鳴らす子ども雷さまにも出会えました。

数珠のように連なる太く力強い大太鼓の連打の音が、だまにならずに一音一音はっきり聞こえます。終えるとすかさずあとに高めの小太鼓の連打が続き、小気味よく耳に届きます。まるで宮まつりのよう。

いやいや感動しました素晴らしい競演。2ターンほど繰り返して帰られました。
しあわせだったよ(笑)ありがとう。

やはり食べたくて作ったもの

おかげさまで1~2年前から卵が食べられるようになった。ようやく食の縄目がほどけてより気が自由になり、少しだけど幅も広がって豊かになった気がする。
もちろんまだ食べられないレシピもあるのだが、多種多様な食材とのコラボの可能性が多くあり作るにも展開の喜びがわいてくる。栄養面もそうだが繋ぎ素材としての一面も素晴らしい。

で、最近卵が食べたくて作ってみたが、卵乙女初心者には、シンプルな玉ねぎとトマト塩コショウの組み合わせで、早めに火を止めたスクランブルが芯から旨いっ、と感じた。ほんのり甘みを醸し出してくれたタマネギのちから添えに感謝したよ、ほんとにおいしい。
…卵好きな友人が、毎日いっこ食べてるぅー、だけどほんとはふたつみっつ食べた~い、と、うっとり目を細めてまで卵讃美する姿に、以前はそっとぞぞっと引いていたのだが、今はその讃美の気持ちが少しわかる。

女性との外食には、オムレツ専門店に誘われることが多くあって、鳥肌立てていたことは、過去の話しになりつつあるのが嬉しい。

ではじゃぁアデオス。

洗濯たくさんしてるよ。