あー、
この子がいないと、わたしが無理だ。。
と、わたしは息子の涙で思い知りました。
どうして、もっと早く…
息子の腕を掴めなかったんだろう。
いつも掴んでたのに…、
どうして離してしまっていたんだろう。。
わたしは、息子を産むか生まないか選らぶことができました。
息子は選ぶことはできません。
それなのに、
わたしは自分の大切な息子の手を、自ら離していたんです。
自分勝手な母親です。
わたしは、
この際なので、また自分勝手に決めることにしました。
息子と、
一からスタートすることにしたんです。
もし、人生がやり直せても。
わたしは、
宇宙人なのか、
サイコパスなのか分からない。
発達障害者の、この子を産みます。
わたしには、
この子じゃないと、ダメなんです。
わたしは、
この子しか、知らないんです。
妊娠を知ったとき。
わたしは、まだ高校生でした。
(どうしよう…)なんて、
迷いは頭に、過りませんでした。
ただただ、ほんとうに嬉しかった。
お腹の中の小さな命。
男の子か女の子か、
どちらでも良かったですし、早く逢いたくて仕方がありませんでした。
産むのは痛くて、
育てていくのは、想像とは違いました。
わたしは、また子供を産み息子の代わりを作れるかもしれません。
だけど、
息子には、母親の代わりは作れないのです。
そんなこと。
わたしが一番、知ってたことなのに。
健康に産まれてきてくれた、それだけで良かったのに…
わたしは、欲張りになっていました。
深く考えず、最初から。
わたしも、
宇宙人になれば良かったんですよ。
我が家は、宇宙に引っ越しをしました。
(気持ちだけ)
わたしと息子は仲良く楽しく、宇宙で暮らしています。
人間世界から宇宙にやって来た、人間の主人だけが、大変な様子です。
わたしが息子を理解しなければ、息子はどうしたらいいんでしょうか…。
わたしが息子を否定したら、息子はどうすればいいんでしょうか…。
まず、そこでした。