【息が苦しくてうまく吸えないんです】
今日、外来にこられた
患者様の第一声でした。
お熱はなく、昨日から息が吸えなくて
苦しいとのこと。
せきやのどの痛みもない事から
風邪やコロナなどの感染症
でもなさそう。
さいわい体の中の
酸素の量も100%を
保てていました。
お胸に聴診器をあてて、
息を吸う音を聴いてみると
ヒューヒューと独特な音。
その方は喘息発作を
おこされていたのです。
低気圧や季節の変わり目に
喘息をはじめ、不調を訴える方、
実は多いんです。
みなさんも天気が悪くなると
なんとなく体がだるいとか、
頭が痛いと感じることは
ありませんか?
それは低気圧が原因
かもしれません。
気圧とは大気の状態によって上下する
圧力のことです。
低気圧は、空気の圧が
まわりより低いということ
ですが、
イメージとしては山の上の方。
ふもとより頂上の方が
気圧が低いというと
イメージしやすいでしょうか。
天気予報で「今日は低気圧が
接近しています」と聞いたことが
あるかもしれませんが、
低気圧が近づくと、
天気が悪くなったり、
雨が降ったりします。
人間のからだは常に
空気による圧力を受けていて、
内側から同じ力で押し返すことで
気圧の影響を打ち消しています。
気圧は日々変化しているので、
身体の中から押し返す力もその都度
かえなければなりません。
その為、耳の奥にある内耳(ないじ)
がセンサーのような役割をして、
気圧の変化を脳の中枢にある
身体のリズムを整える役割のある
自律神経に伝えます。
気圧が下がる事で、
体にかかる圧が弱くなり、
身体の中から押し返す力の方が
強くなる為、血管が膨張します。
この時、自律神経がきちんと
機能していれば、気圧の変化に合わせて
血管を収縮させることができます。
反対に自律神経がきちんと
機能していないと血管の中の
圧が低くなるので、
血液の流れがゆるやかになり、
血液の流れがゆるやかになると、
体液を回収する能力が低くなるので、
いわゆる「むくみ」が出てきます。
そうすると、体の中の水分の
バランスが乱れて、
胃腸にたまれば吐き気や下痢など
胃腸の調子が悪くなったり
体調を崩しやすくなったりします。
血管がひろがったり、その血管で
神経がおされたりすると、
頭痛がおきたりします。
他にも自律神経は身体の色々なところを
調整しているので眠気やだるさなど、
多岐にわたって症状が出てきます。
もともと人間は、ある程度の
外の環境によるストレスには
耐えられるようになっているのですが、
現代は様々なストレスや、
生活リズムの乱れによって
自律神経が整いにくくなっているので、
その結果、気圧の影響についていけず、
様々な不調が現れてくるのです。
大切なのは天気や季節変化から
受ける影響を少しでも減らし、
自律神経を整えて寒暖差や
気圧の変動に耐えられる
体づくりをしていく事です。
セルコンはお家でできる
簡単美容法ではありますが、
身体に寄り添い
身体の中からアプローチして
細胞を整えていくので、
「きれいになろうとしたら
健康にもなってた♪」
が叶う講座です。
私も万年おつかれママだったのが、
軽やかにチャレンジできるママに変身
できました♪
この感動を伝えたく、
同じように悩まれている
40代の女性に
歳のせいにしてあきらめない
人生のお手伝いができればと
思って活動しています。
日本セルコントロール協会
メンバー講師
奥田 貴子