前回





メダカの水換えを掃除ととらえている人
も多いかもしれません


私もメダカを飼う前は水がキレイな
方が良いと思っていました


しかしメダカにとっては
水換え=環境の変化
であり一度に大量の水を換えることは
リスクがともないます



水換えのポイントを
カルキ、pH、温度に分けて
説明したいと思います






カルキ


カルキは水換えの時も
注意が必要です


✳︎室内水槽では1〜2週間に1度
水槽内の水量の1/4〜1/3程度の水換え
が目安といわれています

1カ月に1度水量の1/2の水換えを
目安とするという意見もあります


季節や環境、個体数によって変わって
くると思います





水換えの時にカルキを抜かずに
水を入れてしまうと
水槽内のバクテリアが死滅してしまいます




バクテリアはカルキに弱いです



時間をかけて定着した
底砂や石、濾過フィルター内の
バクテリアが死滅するのです




気をつけたいのは底砂を水道水で
洗った場合も砂に定着している
バクテリアを死滅させることです

水槽内の水に気をつけるだけでなく
砂を洗う場合も
カルキに気をつけたほうがいいです





これは盲点というか
水槽を綺麗にしようとして
間違えてつい水道水でジャブジャブと
洗ってしまいそうになります
驚き





バクテリアが死滅した水槽内では
メダカの糞から発生するアンモニアなどの
有害物質や雑菌が増殖していきます



この時の水の汚染スピードは
とても早いです



我が家でもカルキを抜いたつもりで
水を交換したことがあって
その後、綺麗だった水が濁って匂いも強くなりメダカに元気がなくなっていきました



急いでカルキを抜いた水を交換し
そこからバクテリアが定着して
水が綺麗になるまで何週間も
かかりました




その時使用した水というのが
室内で1日汲み置きした
水でした



抜けたと思っていた
カルキが抜けていなかったのです


また別記事で
カルキを抜く時の注意点を
書いていきたいと思います





pHショック



メダカの糞や食べ残しによって
水槽の水は酸性へ傾いていきます


日本の水道水はほぼ中性に保たれていて
大量の水換えは水質を大きく変化さ
せてしまう可能性があります


pHの急激な変化はpHショック
という症状を起こし
メダカにとってストレスとなります


pHショックを受けるとメダカの動きが
鈍くなり水槽の隅でじっとしていることが
多くなります


回復する場合もあるんですが
数日後にポツポツと死んでいく
場合はこのpHショックになって
いる可能性が考えられます



このように大量の水換えは
pHショックのリスクを高めることに
なるのです





温度変化



メダカは夏の暑い日でも
冬の室内でも生きていけるんですが
それは徐々に水温が変化して
適応しているからで
急激な温度変化には弱いです



今だと暑いので室内水槽でも
30℃近く水温があります


そこに26℃の水道水を入れてしまうと
小さな体のメダカにとっては
ダメージが大きいのです


人間にとっては1℃の違いが
メダカにとっては10℃違う

と言われることもあるくらい
メダカにとって急激な温度変化は
には気をつけなければいけません




水換えをする場合は
換える水を水槽と同じ部屋
にしばらく置いて水温を合わせてから
換えるようにしましょう


急激な温度変化はメダカにとって
致命症となりそのまま全ての
メダカが死んでしまうこともあります










カルキ、pH、温度
この3つの点に気をつけると
室内水槽での
メダカの水換えで
失敗が少なくなります


参考にしてみてください
☺️





つづき





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