しょうがない・・・という言葉 | 不思議の園のペコちゃん

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皆一緒に幸せになれればいいな~

私にとって人生最悪の日は突然訪れました・・・。その事を私は予想をしていたのか?していなかったのか?認めたくなかったのか?今だに私には分からない感じもします。


そんな事が起こってしまった時に言われた言葉が、「しょうがない」と言う言葉でした・・・。


「しょうがない」と言う言葉は、友達のちょっとした相談事とか、日常のちょっとした時に何気なく使う言葉の一つだと思います。しかし、人生最悪の時が訪れた時に人間が出来ていない私は、この言葉を聞いたと同時に怒りが込み上げてきました。しょうがない、という事は誰が言わなくても私自身が一番分かっている、自分の力ではどうしようもない事だと分かっているのですから・・・。


分かっているけど、落ち込んでる・・慰めて欲しいわけでもありません!その事が、元に戻る訳でもありませんから・・・。その言葉を言われたのは、付き合いが本当に薄い人、全然ない人だからかもしれませんが二人から言われました。しょうがないと言った人は、悪気は全然ないというのは私にもわかります。その言葉が特別悪い言葉でもないですし・・・。だけど、どうしも何年たってもその言葉が私の頭から離れません。言った本人はもう忘れているでしょうが・・・。


せめて、しょうがないと言う言葉の前に、辛いとは思うけど・・、悲しいとは思うけど・・と、付加してくれていればそんなに思わなかったのかもしれません。しかし、一言「しょうがない」とだけ言われました。


人生最悪の時には、しょうがないと言った一人の人の家族の人からも他の言葉で傷ついたりもしました・・・。


人生最悪から少したった後に、私もいつまでも人前で落ち込んでいる姿を見せられないと思い始めた頃に言われた「もう元気になったんやな~」と言う言葉も、忘れられません。この言葉を言った人とも付き合いはありません。


どの言葉を言った人も結構年配の人です・・・。私もあれから歳を取りました・・。


私は、本当に苦しんでいる人にはよっぽど言葉を選ばないといけないとか、何も言わなくても傍にいるだけでいいのだとはっきりと知りました。人は自分が辛くても、元気に見せる事が結構あるのだという事もはっきりと知りました。


この経験があった後に、同じ事ではないですが、悲しい経験の後や、元気に見せている人との話し方も変わりました・・。


前から言葉には人を傷つける事も、喜ばす事力があると知ってはいましたが、はっきりと実感が出来て良かったと言えば良かったのかも知れません・・・。しかし、許す事の難しさもこの時にはっきり知りました。


一番許せないのは自分自身かもしれません。


さくらんぼの心模様ぶどう