海外渡航禁止国 | やさしい社会ブログ
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一、2019年12月4日、アフガニスタンで中村哲さんが殺害されました。1984年5月以来、NGOであるペシャワール会の代表としてアフガニスタンで医療支援、灌漑事業などを行い、アフガニスタンに多大な貢献をしたのに、なぜ殺されねばならなかったのか?それは次のようなことだそうです。

 

中村さんが頑張るとアフガニスタンの人々が幸せになる→政治が安定し、政府が強くなる→政府を倒すのに中村さんらは邪魔だ

 

このようなことが横行すると、アフガニスタンの人々は永久に幸せになれないのではないでしょうか?


二、ところで、外国の危険レベルとして外務省は次のような区分けをしています。

レベル1:十分注意してください。~下の地図の白の国
その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。

レベル2:不要不急の渡航は止めてください。~下の地図の黄色の国
その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。

レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)~下の地図の黄土色の国

その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)

レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)~下の地図の赤の国
その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

本日は「レベル4」の国とその原因を外務省ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/)に基づいて探ってみました。

 

 

 

 

一、地図の赤の国、すなわちレベル4の治安の悪い国はほぼ中東とアフリカにほぼ集中している。ただし、アフガニスタンなど西南アジアにもある。

 

二、西南アジア

①パキスタン

パキスタン・タリバーン運動(TTP)や「ISILホラサーン州」を名乗る勢力等のイスラム過激派によるテロが頻発しています。また、インドとの管理ライン(LoC)の付近では,パキスタン軍とインド軍の衝突が起きていることから,これに巻き込まれるおそれもあります。

②アフガニスタン

アフガニスタンでは,1978年の社会主義政権に対してイスラム義勇兵が蜂起、アフガン紛争(1978~1989年)→1979年にはソ連軍の侵攻→1989年ソ連軍撤退後、再び国内政治の主導権をめぐりアフガニスタン紛争(1989年~2001年)が起こっています。政権を把握したのがタリバーンでした。→その後、タリバーンはテロリストをかくまっているとしてアメリカを中心とする国がアフガニスタンに攻め込みます(2001年アフガン紛争)。アメリカ軍など外国の軍隊はなおも駐留しています。

つまり、1978年から現在まで、ずっと戦争状態なのです。

現在、主要な反政府武装勢力であるタリバーンの他,「ISILホラサーン州」と称する勢力等が各地で攻撃を繰り返しており,厳しい治安情勢が続いています。治安部隊による警備・警戒が特に強化されている首都カブール市内でも,即席爆発装置(IED)の爆発,銃撃,自爆攻撃等のテロ攻撃が多発しています。政府関係者,議員,軍・治安部隊,駐留外国軍,各国の大使館・総領事館等が主な攻撃対象となっているほか,一般市民や外国人も巻き込まれる事件が相次いでいます。また,タリバーンは,米軍をはじめとする駐留外国軍がアフガニスタンから完全に撤退するまで戦闘を継続する姿勢を示しています。これらを踏まえれば,今後も,アフガニスタンの治安情勢は厳しい状況が継続すると考えられます。

三、中東

①イラク

1979年以来サッダーム・フセインが政権を把握して、一応安定し、ていましたがイラク戦争でアメリカなどに敗北。その後政治は大混乱。イスラム過激派組織ISIL(イラクとレバントのイスラム国)からの全土解放宣言が表明されていますが,ISIL分子によるテロが引き続き発生しています。

②シリア

ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等イスラム主義過激派,反政府武装勢力,クルド勢力及びシリア軍・治安当局等の間でそれぞれの勢力が入り乱れて衝突しており,多数の死傷者が発生しています。また,ISIL,反政府武装勢力及び犯罪集団等による誘拐・強盗等の凶悪犯罪も多発しており,極めて危険です。

③イエメン

イエメン全土で,イエメン政府と反政府勢力との戦闘,イスラム過激派組織によるテロ,誘拐事件が発生しています。

四、アフリカ

①リビア

2011年のカダフィ政権崩壊後,政治プロセスが難航しています。そして2011年の政変時に戦った民兵組織が未だ乱立し,独自の行動計画に基づいて活動しているため,各地で武力衝突が発生しています。また,ISIL等テロ組織が進出し,治安部隊と交戦しているほか,各地でテロ事件を引き起こしています。さらに,国内全域で殺人や身代金目的の誘拐等,凶悪犯罪が多発しています。

②ニジェール

「イスラムとムスリムの支援団(JNIM)」をはじめとする各イスラム過激派組織は,サヘル地域の情勢悪化に伴い設立されたG5サヘル合同部隊への参加国に対する報復的なテロ攻撃を続けており,その参加国であるニジェールにおいても,テロの脅威が認められます。
 また,ニジェール南東部ディファ州では,ナイジェリア北部に拠点を置くイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」(ISIL西アフリカ州)がニジェールへ越境の上,たびたびテロ事件を起こしており,ティラベリ州では,ブルキナファソとの国境地帯において,テロ組織による誘拐,襲撃事案が頻発する等,テロの脅威が増しています

③マリ

201511月に発生した首都バマコ中心部のホテル・ラディソン・ブルーでのイスラム過激派組織によるテロ事件以降,マリ全土に国家非常事態宣言が発令中であり,引き続きテロへの警戒が必要です。また,モプチ州では,部族間抗争が激化し死傷者が増加しています。

④南スーダン

旧南部スーダンでは,1950年代から約半世紀にわたり,スーダン共和国からの独立を巡って内戦が続いていましたが,2005年,南北スーダン包括和平合意により終戦が実現し,旧南部スーダンは自治を獲得しました。その後,選挙や住民投票の実施を経て,201179日,旧南部スーダンは,南スーダン共和国として,スーダン共和国から分離独立しました。

しかし、独立して間もない201312月,ジュバ市で,キール大統領とマシャール副大統領(当時)の警護隊同士が衝突し,ジュバ市から始まった騒擾は,ジョングレイ州,ユニティ州,上ナイル州等,地方各地にも波及しました。その後,20158月,関係者が「南スーダン共和国における衝突の解決に関する合意(衝突解決合意)」に署名し,地方での衝突も一旦収束しました。20164月,同合意に基づき,マシャール氏が帰還,第一副大統領に就任し,国民統一暫定政府が設置されました。
 だが、201678日,ジュバ市内において,キール大統領とマシャール第一副大統領(当時)の警護隊同士による衝突事案が発生し,市内複数か所において激しい銃撃戦により多数の死傷者が発生しました。3日後の711日,キール大統領及びマシャール第一副大統領(当時)の双方は,敵対行為の停止宣言を発出し,その後,マシャール第一副大統領(当時)及び同派の兵士たちの一部は,ジュバから国外に退避し,ジュバ市での衝突は収束しました。しかし、インフレ等に伴う経済の悪化,外国人を標的とした武装強盗事案や車両強奪事案等が引き続き発生しています。

⑤中央アフリカ

201212月,中央アフリカ政府に対する不満を募らせていた複数のイスラム系反政府勢力の連合体であるセレカが武装蜂起し,20133月に首都バンギを制圧しました。その後,セレカのジョトディア代表が暫定大統領に就任し,同年9月にセレカ解散令を発布したものの,元セレカの分子は,首都バンギ市内において暴行・略奪を繰り返したため,これに反発した一部のキリスト教徒が自警団アンチ・バラカを結成し,元セレカの分子やその他のイスラム教徒に反撃を行い始め,国内では慢性的な襲撃・衝突事件が横行しました。
 国連は,治安維持のため,国連中央アフリカ多面的統合安定化ミッション(MINUSCA)を設立し部隊を展開させたものの,依然として,元セレカの分子,アンチ・バラカ等による襲撃や衝突事件が国内各地で引き続き繰り返され,多数の死者が発生するなど,国内全域に亘り極めて不安定で混乱した状況が続いています。

⑥ソマリア

ソマリアでは,1991年のバレ政権崩壊以降,20年以上にわたり無政府状態が続き,氏族集団からなる軍閥が各地で群雄割拠する内乱に陥りました。2012年にハッサン・シェイク・モハムッド大統領率いる統一政府が成立し,国際社会の支援の下,国家再建への取組みが進められました。しかし、国内政治には依然として不安定要素が多く残っています。
 治安面に関し,イスラム過激派組織アル・シャバーブは,近年AMISOM(アフリカ連合ソマリア・ミッション)やソマリア軍の攻勢を受け,支配地域が減少しているとされていますが,首都モガディシュを含むソマリア全土において依然として大規模テロの計画・実施能力を保持しているほか,ケニアなどの近隣国でもテロ活動を行っています。また,ソマリア北部を中心にISILソマリアが組織され,モガディシュを含むソマリア国内においてテロ活動を行っています。

⑦コンゴ

20168月に中央カサイ州で発生した伝統的首長(Chef coutumier)のカムウィナ・ンサプが率いる民兵組織と治安当局による衝突でンサプが死亡して以降,ンサプを信奉する民兵組織と治安当局との衝突がカサイ3州(カサイ州,中央カサイ州及び東カサイ州)で頻発し, 500人以上が死亡,60万人以上が国内避難民もしくは難民となっています。 
 

六、イスラム過激派のテロが原因で治安か悪化していることが多い。しかし、誤解しないでほしい。イスラム教自体は暴力反対を主張している。しかし、抑圧されている人々はイスラム教の勢いが盛んであり、貧困・差別などでどうにも生活できない人が、イスラム教を旗印にまとまり、テロ集団を行っているという構図である。

中東の不安定さは、第2次世界大戦後には、アラブ人が住んでいたパレスチナの地にユダヤ人国家イスラエルが建国され、アラブ人は追い出されたことが根本的原因の一つである。その結果、イスラム世界は大混乱に陥り、民族や宗派の対立が起こってしまったのだ。

また、アフリカは資源豊かな国であるが、長く続いた欧米列強による植民地支配により、

①民族・文化を無視して引かれた国境線→紛争の多発

②モノカルチャー経済③富が一般のアフリカ人に配分されていないのない→貧困

などが根本的原因の一つといえるだろう。

さらに、もともと民主主義が根付きそうもないところで、リビア、イラクなど強引に独裁政権を倒し、民主主義を導入しようとして政治が大混乱に陥っている地域もある。

つまり、レベル4の国々が誕生したのは、欧米列強のせいであるともいえる。

 

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