これは、僕が大学院時代に研究でかかわったテーマで、
4年間の行政書士試験チャレンジ中に構想を暖めてきたことであります。
そもそもLGBTとは
L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル:両性愛者)T(トランスジェンダー:外見上の性と心の中の性が一致しない等)の頭文字をとっており、主に僕は同性愛者の婚姻やパートナーシップに関することを憲法の立場で研究してました。
研究のきっかけはある女性週刊誌で男性同士の神前結婚式を挙げた男性カップルの記事を読んだ後に、いろいろ調べていくとラブラブでなくなったときや病気をしたとき等さまざまな問題があることに気づきました。
そんな折、これも週刊誌に取り上げられていたものなのですが、さっぽろ雪祭り会場で公開結婚式(正しくは養子縁組)を行ったカップルの記事を読みました。
ちょうど、同時期に同性愛者の人権団体に取材をしていたとき、心の底からの怒りが沸いてきました。
その内容とは
この養子縁組をした親に当たる男性は
地位も財産もある方で、
この縁組を行う前に
自分の部下と養子縁組を行っていたが、
新しい人といい仲になってしまったので
養子縁組を一方的に解消した
(もちろん慰謝料などもなし)。
この追い出された人は法律上は自分の両親の元に返れるから問題はないし、訴訟を起こせば慰謝料は十分に取れるでしょう。
しかし、一般的に考えると、両親がきちんと受け入れるかはわからないし、ましてや訴訟になったとしたら、彼はさらし者同然になるでしょう。それをわかっているからこんな無法なことがまかり通ってしまう。
このままでは、
強いものが弱いものを食い物にするケースがまかり通ってしまう。
こんなことは許せない!
法律学者の卵としてはよくないかもしれないが、
憲法を極めたいと思うならそれはいい動機付けだ。
と同じ指導教授についていたドクターの先輩が後押ししてくれました。
色々あって学者としてはこの問題に取り組みきれなかったけれど、
町の法律屋さんとしてこの問題にも
しっかり取り組んでいきたいと思います。