Message | 田中惇之の思春記

田中惇之の思春記

田中惇之のblogです。
書いてあること全部嘘です。


テーマ:
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主演舞台「螺旋と蜘蛛」

一流のスタッフ陣、素敵なキャスト陣で沢山のお客様を迎える事が出来

無事に閉幕致しました。

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去年の夏くらいにこのお話を頂いて、脚本家の緑さんが描きたい世界感、この作品の言葉一つ一つに込められた「思い」を共有してきた。

笹浦さんと初めて一緒に創作したのもこの劇場で、脚本家も同じだったので、笹浦さんが彩る世界も楽しみだったし、この人だからこそ安心してこの身を投じる事が出来た。

稽古場でも劇場でも水を得た魚のように自由で身軽でいられるのは、演出家含めて信頼の出来るスタッフ陣に支えられていると言う実感があるからに他ならない。

自由で身軽とは言ったものの、そのような土台の上で中途半端な事は出来ない。
スタッフ陣もキャスト陣も、脚本家からもらった「言葉」を頼りに世界感を創ってゆき、ぶつけ合い、共有し、見たことのない世界へ飛ぶ。

「設計士が描いた設計図を正確に読み取れない大工に、美しい家を建てる事は出来ない」

私の尊敬する映画監督の言葉である。

作品の完成形を共有出来る完成図が立体的に描かれている。
その言葉一つ一つがピースであり、一つも無駄には出来ない脚本家の命であり「思い」なのである。

それを読み取る力がなければ俳優の存在は無価値だとさえ言われた。

この言葉にぶちのめされた事が、今日の私自身を形成している。

有難い言葉だった。

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この作品で脚本家の言葉を元に私が魅せたかったのは

文字通り「命を賭ける」と言う事でした。

単純な事ではありますが、あの糸を登るのに命綱は使いたくなかった。
原作の「蜘蛛の糸」を初めて読んだのは小学生の低学年の頃で、NHKのお話の国で人形がやっていたやつも見て「糸があっても絶対登れない」と思っていた。

で、ルパンの「カリオストロの城」で峰不二子が天井の窓から垂れた糸をよじ登っていくのを見て

「漫画だもんね」

と、「蜘蛛の糸」の糸を登る行為もいつの間にかサラっと流れていた。

今回の本を読んで



「垂れてきた糸にすがり、登るまでに至る狂気ってどんなんよ!?」



と言うのが真っ先に浮かんだ感想だった。



だって糸よ!?

糸ってあの糸よ!?



そんなもんにすがってでも脱却したい状況で、更にはそれをつたって登る事を選択するってのは狂気以外の何者でもないわけ。



そんなシーン



命賭けてないと嘘じゃろうと思うわけよ!

劇場に入ってから、演出家や舞台監督やら劇場さん、脚本家も含めて一番安全で安定性があって、作品の演出として効果的なものは何なのかが話し合われた。


最終的に

自分の腕で支え、安定感を提示する事で安全性を得る事で話はついた。



落ちたら死ねる高さ。

舞台上に穴が開いていて、その下に厚さ40cmのマットが敷いてあるが、足から綺麗に落ちて着地しても骨折するくらいのもの。


これだと思ったね!!!!



「落ちたら死ぬ」ってのと「これ登るんかいっ」ってエンターテイメント性を追求したように思えるかもしらん


演出家の笹浦さんがおっしゃる「舞台とは総合芸術である」って事に集約するんだろうけど

「芸術」だと思った

「生きる」事が創作で

「死」により近づける事で「生」が輝くと思った。



舞台上の誰もがリハーサルから見ていて危険性を知っているから緊張感がハンパない

その緊張感は客席にも伝わるし、バカじゃない限り、あの高さから落ちたら死ぬ事くらい誰でもわかるわけで

その全員の責任を背負って、無責任にあの糸をよじ登る。




これだと思ったね!!!!





最後に手を離して、暗転してから糸を掴むんだけど

糸が掴める保証なんてないわけ!笑


最高だね!!!!




いやー、小心者でよかった♪

その恐怖ったらないよ!笑

なかなか味わえるもんじゃない。





バカみたいに必死こいて糸登りよるだけなんじゃけどね♪

舞台作品の面白いところはそれやね!!

ただ、糸を登っとるだけ



が、「ただ」じゃなくなる!!



勿論、舞台上におる役者の力もあるけど


全セクションの一流アーティスト達の手によって壮大な世界感が創り出される。


脚本家の生み出した言葉からそれは生まれる。


演出家の「舞台とは総合芸術である」と言う言葉がそこで再確認出来る。






ここまで「言葉」とか偉そうに抜かしときながら私はそんなものど返しにして


「なんだかよくわからないけど凄いもの」が創りたかった。


理由や戯曲の解釈はこちらがしっかりと握っておけばいい派。


頭で考えるから解釈をしようとしてしまう。



そのままでいい。





最後は地獄と、カンダが生きた現実の過去とが交差していく。


地獄で起きる現実が、カンダが地獄へ来た時と重なってゆく。


地獄で過去を見せられたカンダは神を殺しに行く。

現実に絶望したカンダが神を殺しに行く。



十三段の螺旋階段。



垂れて来た糸。


カンダはそれを辿って神を殺しに行く。


糸は切れてカンダは地獄へと堕ちる。




神を殺すために。




ぐるぐると螺旋のようにそれを繰り返す。




神を殺しに行く。




糸は切れて地獄に堕ちる。










カンダは絶望の果てに、自らの手で神に会いに行こうとした。







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役者が舞台上で何かやる事なんて、全体で言うたら一割にも満たんね!

8割以上が誰かさんの頭の中で創られる。


そこに命を賭ける。



言葉を元に頭の中で加速する。



爪を鋭利に研ぎ続ける。



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携わって下さった全ての方々に感謝します。

ご来場して下さった全てのお客様に感謝します。



感性を磨き、爪を研ぎ、もっともっと素敵な世界へと皆様をお連れ出来るよう精進して参りますので、今後とも応援宜しくお願い致します!!



それでは諸君ごきげんよう



Twitter
@a2gogo
instagram
@atsuyuki55

次回、田中惇之!!!!

・もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

地劇ミュージカル

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「日本国 横浜 お浜様

yokohama music revue show~」


【日程】

2017520~21

20日(土)14:00/19:00

21日(日)13:00/17:00


【場所】

ラゾーナ川崎プラザソル


【チケット】

一般 ...(前売)3,000 円(当日)3,200

高校生以下...(前売)1,500 円(当日)1,700


【チケットURL

 http://ticket.corich.jp/apply/82354/TAN/


【あらすじ】

本牧十二天高校演劇部の生徒達の課外授業。 ミュージカルの話有り、ディスカッション有り、横浜の歴史探究有り、 そんな課外授業の中で横浜の色々な歌と歴史に彼らは出会う。

地劇ミュージカルコンペ優勝作品「日本国 横浜 お浜様」の楽曲、有名ミュージカルソング、横浜にまつわる歌 この3つが絡み合い溶け合うそんな時間。


CAST

大上のの

木村莉緒

佐藤みつよ(劇団夢幻)

田中惇之

西綾夏

藤本貴行

松本和花

三宅萌(劇団国立ミュージカル)

村田沙織


石井仁美

岡部真希

菊池千花

桐山桂奈

嵯峨聖美

脇領真央


原案・作 河田唱子(へらへら眼鏡)

潤色・構成・演出 笹浦暢大(もじゃもじゃ頭)

音楽 小澤時史

振付 岸下香

歌唱指導 市川祐子

音響 島村幸宏・下宮悠(e.s.p.a)

照明 小坂章人

演出助手・制作 山下那津子

制作補佐 長谷川雅也(小劇場舞台制作団体BMG

主催・製作 もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

共催 公益財団法人川崎市文化財団

   川崎インキュベーター


神奈川県が行っているマグカルの中心的事業として、2017 年度から新しく実施する事業「地劇ミュージカル」の公開コンペで1月に優勝したもじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡。その優勝メンバーを中心に、物語の中で様々な楽曲を歌うレビューショーです。


マグカルとは・・・県では、神奈川の文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域の賑わいを創出する、 「マグカル」=マグネット・カルチャーの取組みを行っています。


地劇ミュージカルとは・・・地元の伝説や民話などを題材に盛り込んだ、地域色豊かな劇。 「地劇」とはマーケティングコンサルタントでマグカルテーブルメンバーでもある、 西川りゅうじん氏が命名した造語です。

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