No.013
「消せるボールペン」30年の開発物語 (2015年4月)
出版社:小学館新書
著者:滝田誠一郎
読了日 2018年11月8日
メモ:
はじめに より
筆記具メーカーによって、「インク」と「インキ」と呼び方が異なる
インキ派:パイロット、ぺんてる
インク派:三菱鉛筆、ゼブラ、トンボ鉛筆
第一章 “傍流”が生んだ画期的な発明 より
「セレンディピティ(serendipity)」は、試行錯誤の上に叶う
中筋氏に起きたセレンディピティは、何度も実験を繰り返しているうちにドライヤーの熱(50~60度)で変色する組成を発見したこと、後に「メタモカラー」と命名されるものを発見する
おわりに より
「フリクションボール」以前の消せるボールペンと、それ以降の消せるボールペンは全く別の商品だという。以前は、すべて消しゴムでこっすって物理的にインクを消す方式だった。摩擦熱でインクを透明化するという化学的アプローチは革新的
2007年の発売当初は、0.7ミリしかなくて、後から0.5ミリが発売されたなんて驚きでした。しかも、ノック式が発売したのが2010年10月、もうほんとに普通に便利なボールペンとしてすっかり認知されましたよね
私事:
フリクションをはじめて知った時の衝撃ったらないよね
マークシートの試験もフリクションでOKならいいのにね
鉛筆とボールペンを使うことがかなり減りました