吐夢の懐かしの名画座



映画は私の人生の 師...デス。


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明けましておめでとうございます。

 

お正月はまずまずのお天気でようございましたね。

 

年初めは 時代劇からスタートです。今年もよろしくお願いいたします。

 

 

(柘榴坂の仇討)と(蜩の記)と(壬生義士伝)

 

2014年に続けて封切られた作品、

 

(柘榴坂の仇討)と(蜩の記)は劇場で鑑賞しました。

 

その頃は

 

中井貴一さんにもあまり興味がなかったので

 

(柘榴坂・・・)もそれほど印象にはなかったのですが。

 

先だってBS放映で(壬生義士伝)2003年公開作品ですか・・・を

 

観ました。

 

何も知識なく・・・浅田次郎さんの原作なんですね。

 

・・・というと柘榴坂・・・も浅田次郎氏の原作。

 

(壬生義士伝)は録画しておいたのですが繰り返し三度ほど見ました。

 

中井さんの作品、、考えてみるとデビュー作品の(連合艦隊)と

 

(ビルマの竪琴)、テレビの大河ドラマ(武田信玄)位しか観ていないんですね。

 

で、彼の演技がどうとか俳優としてどうとかまったく知識なし・

 

が、この15年前の作品(壬生義士伝)・・・・中井さんうまいなあと

 

正直思いましたので

 

ちょっと触れてみようかなあと・そしてもっと彼の作品を見てみようかなと

 

思っています。

 

で、先に柘榴坂と蜩に触れますね。

 

どの作品も大きな感動はないが、静かな作品で 見終わってから 温かい気持ちに

 

なる共通点がありました。

 

柘榴坂・・・・
の主人公の金吾は、主君井伊直弼の護衛係であったが、桜田門外で

 

主のそばをちょっと離れた隙に

 

主君は斬られてしまっていた・

 

偽の訴状を持った水戸藩士佐藤十兵衛に直弼は言い放った。

 

   命懸けで訴状を持って参った者を無視には出来ぬ

 

・・・・・これが命取りになった。

 

金吾は  責任を取って死ぬ  ことも許されず、主君の仇を討つ為に

 

十兵衛を探し始める。

 

金吾の妻は酌婦となって夫を支え、金吾がくじけそうになっても背中を

 

押してやる気丈な女性であった・。

 

金吾に焦りはなかった。

 

かたや 十兵衛はその後武士を捨て、人力車の車引きとなって

 

つましく暮らしていた。

 

そして  偶然  ふたりは巡り合うが その時には  もう 仇討ちは禁止

 

・・・ご法度となっていたのである。

 

刃を交えた二人であったが 金吾は十兵衛に  ゛生きろ!!゛と言って

 

刀を納めた。

 

主君井伊直弼の死に際の言葉・・・死を覚悟して訴状を届けようとした男を

 

斬ってはならぬ・・・その主君の意に反してしまうゆえ斬るわけにはいかぬと

 

十兵衛に告げて去っていった。。。。

 

浅田次郎氏の原作、若松節朗がメガホンをとった。

 

ストーリーとしては大きな盛り上がりがあるわけではない。

 

観客は映画に何を求めるか・・・

 

感動か?ストーリーの面白さか?盛り上がりか??

 

私は、

 

主人公を見つめるときいつも思うのは人間としての美学があるかどうか

 

使命を見つめた生き方、覚悟を持った生き方に徹した人物であるかどうか・・・

 

そこに感動し、共鳴する。

 

この作品は

 

死を美とした武士の生き様を覆し、生き抜くよう諭した金吾の美学が素晴らしいで

 

す。

 

金吾の心根を汲み取れればいいかなと。

 

中井さんは淡々と演じていとように思います。

 

 

一方  (蜩の記)は久留米市在住の直木賞作家 葉室 麟さんの作品。

 

お話は・・・・

 

主人公秋谷は過去に事件を起こして  ある村に幽閉され、家族と共につましく

 

暮らしていた。

 

十年後に切腹をせねばならないというなんとも奇妙なお咎めではあるが、

 

映画ではあと三年後にその日がやってくると言うところから始まる。

 

ある日檀野庄三郎という人物が戸田秋谷の見張り番として

 

やってきた・切腹を免れるため逃亡する・・・のを防ぐため  と

 

事の真相を調べる目的である。

 

 

庄三郎は事件の真相を調べるうちに、秋谷の無実を確信する。

 

また秋谷の気高い生き方に触れていくうちに

 

彼自身が成長してゆくさま、そして秋谷の娘薫への慕情。

 

夫をあくまでも信じ敬う慈母のような妻織江。

 

村人をこよなく愛す秋谷、秋谷やその家族と触れ合う村人の愛情。

 

この村人たちとの関わりをゆっくり丁寧に時間を割いていますね。

 

崇高なまでの  紬を紡ぐような 人間の絆を描いて 感動的だった。

 

真相が明らかになって切腹は免れることになったのだが

 

秋谷は十年前の主君との約束どおり切腹を貫くと決めていた。

 

切腹のための死装束を夜なべで針を通す妻織江の涙が哀しかったですね。

 

そして朝 秋谷は右手で妻の手を取り  その手を握ったまま左手で茶を飲む・・・・

二人はにっこり笑って  後悔はいたしませぬ。わたしもだ・・

 

そして妻は、装束を着せ、髪を結い 見送る・・・

 

映画のラスト・・・死に装束で城へ向かう神々しいまでの、だけども心は

 

十年間の充実した蜩の暮らしに満足して、弾んで歩いているようにも見える・・

 

秋谷の後姿を

 

背中で見事に演じきった役所広司さん。

 

弱者のためには命をも捨てる  武士の姿を通して

 

生きることとはどういうことかを問いかけた作家葉室 麟さん。

 

主人公の人間としての誇りや、貫く意地を描いた。

 

奇しくもこの投稿を書いていて、葉室氏の訃報を知った。昨年の

 

12・23日にお亡くなりになられたそうです。
66歳の死は早すぎる。


作家デビューして12年に50作近く出版されている。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

自然の四季の美しさと日本の様式美をちりばめたりりしい作品でした。

 

主人公の生き様に抵抗なく納得して入っていけるかどうか・・・

 

黒澤明監督の愛弟子、(雨上がる)の小泉堯史監督の師匠へのオマージュとも取れ

 

る。

 

劇中の役所さんと岡田准一さんの役者としての師弟関係をも感じた。

 

この作品は美術がいいですね。

 

そして衣装がとても好きでした。黒澤監督のお嬢さんの和子さんが担当。

 

大げさかもしれませんがやはり 武士道 の捉え方はさまざまで

 

意地や誇り、理不尽に立ち向かう度胸も大切だろう。組織の中の個人

 

の主人公としてみれば、死をもって貫くのも武士道なら

 

生き抜くことを貫くのも武士道。

 

岡田准一さんは一作ごとに貫禄が出てきましたね。

 

堀北真希さんは引退されたのが惜しまれますね。

 

来年 また岡田准一さん主演で 葉室 麟さん原作の(散り椿)が映画化され

 

9月に公開されるそうですね。

 

     昨今流行のーー美しき時代劇ーー

               またまた登場です。
    楽しみですね。

 

前者柘榴坂は

テレビドラマ的な出来栄え、

 

そして後者 蜩は明らかに芸術作品と

 

お見受けしましたがどうでしょうか・

 

さて次回(壬生義士伝)について書きますね。

 

 

 

 

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