英国ロイヤル・ベイビーご誕生を祝して、イギリス王室映画特集
イングランド王を題材にした映画・TV映画・ドラマを、王の年代順に(すごく古い作品は省略)

ヘンリー2世
いわゆる「アンジュー帝国」を築いたが、晩年は息子たちの反乱に苦しんだ。
イギリス王室映画特集
冬のライオン
The Lion in Winter:2003年)
1183年クリスマスのシノン城を舞台に、中世のイングランド国王ヘンリー2世と王妃エレノア、3人の息子とフランス王を絡め、権力と愛憎を描く。王妃をグレン・クローズが演じる。


エドワード1世
賢王と賛えられ、イングランド史上屈指の名君とされている。トランプのキングのモデルとも言われている。
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ブレイブハート
(Braveheart:1995年)
エドワード1世と闘うスコットランドの伝説の英雄ウィリアム・ウォレスを描いた映画。メル・ギブソン主演。スコットランド目線なので、イングランド王エドワード1世は悪役に描かれ、後述の息子エドワード2世はへなちょこです。


エドワード2世
優柔不断で政治に関心をあまり持たなかったといわれる。両性愛者と噂されていた。
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エドワードII
Edward II:1991年)
話は国王エドワード2世のピアズ・ガヴェストンに対する心酔を中心に進む。監督デレク・ジャーマンとあってへんてこりん?アート志向、ポストモダニズム様式と中世様式とを織り交ぜて作られたとして注目された。王妃をティルダ・スウィントンが演じる。


ヘンリー5世
シェイクスピアの史劇『ヘンリー五世』の主人公。
イギリス王室映画特集

ヘンリー五世
(Henry V:1989年)
シェイクスピアの戯曲『ヘンリー五世』をケネス・ブラナーが映画化。


リチャード3世
シェイクスピア史劇により、テューダー朝の敵役として描かれ、後世に広く伝わった。去年、駐車場から遺骨が発見されてニユースになりましたね
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リチャード3世
(Richard III:1989年)
こちらも歴史史実ものではなく、シェークスピアの『リチャード三世』の映画化。舞台が1930年代!のっけからスーツにマシンガン、ジャズが流れる。。でも雰囲気いい。イアン・マッケラン主演・監督。共演にアネット・ベニング、ロバート・ダウニーJr。


ヘンリー8世
妃や、側近達を次々と離縁・処刑し、暴君として有名に。妻キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚、エリザベス1世の母アン・ブーリンとの結婚を望み、カトリック教会と対立し離脱。その後も離婚を繰り返し6度の結婚。
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キング・オブ・ファイヤー
Henry VIII:2003年 TV映画)
ヘンリー8世を主人公とした、BBC製作の歴史超大作。

イギリス王室映画特集THE TUDORS~背徳の王冠~
The Tudors:2007年 TVドラマ)
16世紀イングランド王国を舞台に、国王ヘンリー8世の波乱に満ちた人生を描いたドラマシリーズ。

イギリス王室映画特集1000日のアン
(Anne of the Thousand Days:1969年)
ヘンリー8世の妃アン・ブーリンの物語。

イギリス王室映画特集The Other Boleyn Girl
(The Other Boleyn Girl:2003年 TV映画)
フィリッパ・グレゴリーによる同名小説「ブーリン家の姉妹」を原作としたBBC制作版。

イギリス王室映画特集ブーリン家の姉妹
(The Other Boleyn Girl:2008年)
16世紀のイギリスを舞台に、ヘンリー8世の寵愛を受けることになるアン・ブーリンとその妹メアリー・ブーリンの姉妹を巡る歴史劇。ナタリー・ポートマンがアンを、スカーレット・ヨハンソンがメアリーを演じた。


ジェーン・グレイ
ヘンリー8世の妹メアリー・テューダーを祖母にもつヘンリー7世の曾孫で、即位は9日間だけ。ロンドン塔幽閉を経て、処刑された。
イギリス王室映画特集
レディ・ジェーン/愛と運命のふたり

(Lady Jane:1986年)
16世紀のイングランド王国を舞台に、9日間の女王となったジェーン・グレイとその夫の生涯を描いた作品。ヘレナ・ボナム=カーター主演。


エリザベス1世
別名は処女王(the Virgin Queen)。母のアン・ブーリンが処刑されたため、庶子とされ投獄されたものの、メアリー1世が死去すると王位を継承した。スペイン無敵艦隊に勝利するなど、黄金時代の統治者として称えられた。生涯結婚することはなかった。
イギリス王室映画特集
エリザベス R

(Elizabeth R:1971年 TV映画)
波乱に満ちたエリザベスの生涯を描いたBBC大河歴史ドラマシリーズ。

イギリス王室映画特集エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~
(Elizabeth I - The Virgin Queen:2005年 TV映画)
ヘレン・ミレン主演。共演にジェレミー・アイアンズ、ヒュー・ダンシー他。

イギリス王室映画特集エリザベス
(Elizabeth:1998年)
エリザベス1世の前半生の人生を描いた歴史映画。ケイト・ブランシェット主演。

イギリス王室映画特集エリザベス:ゴールデン・エイジ
(Elizabeth: The Golden Age:2007年)
1998年の前作『エリザベス』のその後のエリザベス1世を、同じスタッフとキャストで描く。ケイト・ブランシェット主演。


メアリー(スコットランド女王)
生後6日で、スコットランド女王となる。イングランド王位継承権者であることを主張し、従姉妹のエリザベス1世に対し陰謀をはかったとして処刑された。
イギリス王室映画特集
クイン・メリー 愛と悲しみの生涯

(Mary, Queen of Scots:1971年)
流血、陰謀が渦まく16世紀スコットランドに生きた悲劇の女王メアリー・スチュアートの物語。

イギリス王室映画特集Reign
(撮影中:TVドラマ)
15歳でフランスに渡った若き日のスコットランド女王メアリーの物語。この秋?放送らしいです


チャールズ1世
オリヴァー・クロムウェル率いる清教徒革命(ピューリタン革命)により処刑された。
イギリス王室映画特集
クロムウェル~英国王への挑戦~
(To Kill a King:2003年)
清教徒革命の立役者として、英国王チャールズ1世を処刑し、英国史上唯一の共和制を敷いたオリバー・クロムウェルを、盟友トーマス・フェアファクスとの関係を軸に描く。主演ティム・ロスが性格の悪そうなクロムウェルを演じる。


チャールズ2世
王政復古で王に復位。科学と芸術が発展した時代を築く。
イギリス王室映画特集
The Last King - The Power and the Passion of Charles II
(2004年 TV映画)
イギリスの王座に復帰したチャールズ二世王を描くBBCの大河ドラマ。

イギリス王室映画特集恋の闇 愛の光
(Restoration:1995年)
王政復古時代の激動のイングランドを舞台に、一人の医師の堕落と成長を、絢爛豪華なセットとキャストで描く。ロバート・ダウニー・Jr主演。共演にメグ・ライアン他。華やかさと疫病など時代の明暗が描かれ、セットも見もの。


ジョージ3世
別名「農夫王」。アメリカ独立戦争を招く。ポルフィリン症のため狂気に陥った。在位60年は孫娘のヴィクトリア女王に次ぐ歴代第2位。
イギリス王室映画特集
英国万歳
The Madness of King George:1994年)
18世紀の終わり、時の国王ジョージ3世が突然乱心してしまう。英国王室は混乱に陥る。王妃をヘレン・ミレンが演じ、共演にルパート・グレイヴス他。イギリス映画らしさがたっぷり。


ヴィクトリア
叔父達に子がなかったため、18歳で女王に即位する。在位は63年に及ぶ。世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世はヴィクトリア朝と呼ばれる。
  イギリス王室映画特集
クイーン・ヴィクトリア~至上の恋~
(Her Majesty, Mrs Brown
:1997年)
ヴィクトリア女王(デイム・ジュディ・デンチ)とスコットランドの使用人ジョン・ブラウンとの交流と、それが引き起こした騒動の物語。

イギリス王室映画特集Victoria & Albert
(2001年)
ヴィクトリア女王とアルバート夫妻の物語。
そういえば、ヴィクトリア&アルバート博物館の名前はこの方達から。

イギリス王室映画特集ヴィクトリア女王 世紀の愛
(The Young Victoria:2009年)
若き日のヴィクトリア女王の半生を描いた伝記映画。映画の発案者は、ヨーク公爵アンドルー王子の元妻セーラ・ファーガソン。エミリー・ブラント主演。母との関係が興味深い。王族ともなると親子関係より位関係なんだな。


ジョージ5世
イギリス王室映画特集
プリンス~英国王室 もうひとつの秘密~
(The Lost Prince:2007年)
激動の20世紀初頭、ヨーロッパ各国の王室が明暗を分けていった様子を、わずか13歳で生涯を閉じた英国王ジョージ5世6番目の末っ子ジョンの目を通して描く。


エドワード8世
イギリス王室映画特集
Wallis & Edward
(Wallis & Edward - Her Royal Affair:2005年 TV映画)
エドワード8世とウォリス・シンプソン夫人の物語を描いた作品。

イギリス王室映画特集ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
(W.E.:2011年)
「王冠を賭けた恋」として世間を騒がせた英国王エドワード8世とその妻ウォリス・シンプソンのロマンスと、現代ニューヨークに暮らすひとりの女性の物語を交錯させて描く。監督マドンナ。


ジョージ6世
エドワード8世の弟。長兄エドワードが、ウォリス・シンプソンとの結婚を望み退位を決めたため、イギリス国王に即位した。
イギリス王室映画特集
Bertie and Elizabeth

(2002年 TV映画)
バーティ(ジョージ6世のニックネーム)とエリザベスの夫婦愛を描いた作品。「モーリス」で懐かしのジェームズ・ウィルビーが王を演じる。

イギリス王室映画特集英国王のスピーチ
(The King's Speech:2010年)
吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)とその治療にあたった言語療法士の友情を史実を基に描いた作品。


エリザベス2世
イギリス王室映画特集 クィーン
(The Queen:2006年)
ダイアナ元皇太子妃の事故死の最中にある当時のイギリス王室の舞台裏といえるものを描いた作品。主演はヘレン・ミレン。マイケル・シーン演じるブレア首相もいいし("Will somebody please save these people from themselves!"(笑))、ロイヤルファミリー似の共演者達もオモシロです。

※画像・文字多くお借りしました

まだ見てない作品もあるけど、個人的オススメは、

1位:エリザベス
2位:ブーリン家の姉妹
3位:クィーン

あ、全部女性やはり女王様の国ですな~

カナダでも、しばらくずっとベビ待ち報道だったので、
やはりエリザベス女王を君主とする英連邦王諸国のひとつなんだなぁと、
こんな時は改めて感じます