こんにちは、加藤です。
もう一人、この3月で厚岸漁協を去った方がいます。
木下君。23年間、厚岸漁協職員として尽力頂きました。
挨拶の中では『入社して仕事が上手くこなせず、自分を給料泥棒のように感じた時期もあったけど、諸先輩に叱咤激励して頂き、何とか最終的には厚岸漁協の為になれたかなと感じる事が出来ました。厚岸の皆さんには感謝しかありません』と心からの挨拶でした。
彼は、平成14年に期待の大卒として入社し、この直売店が一番最初の配属先でした。
当時は今のように知名度もなく集客も少なかったので、とにかく自分で足を使って販売する日々でした。休みもなく、毎日夜中まで一緒に考え一緒に過ごし、弟のようでした。
お互い余裕なくて、ケンカになった事も何度もあったね。
でも、あの時は本当に頑張ったよね。懐かしいわ。
蔵谷組合長から退職辞令を頂き
皆さんから感謝の花束を頂き感激してました。
彼は、豪快で親分肌に見えますが、実は繊細。
自我が強く曲げれない部分もありますが基本的に繊細です。
今回、最後の挨拶をしながら少し目に光る物が見えて、同僚の中では驚いた人もいると思うけど、私から見ると彼らしいと思いましたし、久しぶりに木下君を見たような気持ちになりました。
あれから23年たって、お互い年も重ねて役割も変わって、俺たちの信頼関係の形も変わったようには感じてたけど、彼から最後に頂いたラインには
『働くとは、稼ぐとは、その考え方や土台を作って頂いた事への感謝は言葉ではいい表せません。お体ご自愛下さい!』と送って頂き、何か嬉しかったです。
地元の小樽に戻って再就職すると聞きましたが、早く木下君の良さを分かってもらって、ハツラツと頑張って欲しいです。
23年間、厚岸漁協の為にありがとう!感謝。