今回の目的地の一つ、北埔老街。
北埔老街は清朝時代、北埔で最も賑やかな商業の中心だった場所だそうです。
200メートルほどの古い町並みの中に7つの史跡があり、史跡の密集度が台湾で最も高い場所。
そして客家の色合いを深く残している街なのだそうです。
客家とは、中国大陸の広東省、広西チワン族自治区、江西省、福建省などに住む漢民族の一派で、台湾には渡来し北部、中部、南部、東部の各地域に集落を形成しています。
さてまずは 県定史跡の「北埔慈天宮」で参拝です。
参拝といっても、それほど大きい廟ではないから時間もかからないです。
それにしても平日の午前中だからか人がいないです。
人が少ないのは嫌いではないけど、もう少しいてもいいかな。
北埔老街自体が一応観光地ではあるけれど人が少ないです。
確かに他の老街のような、いかにもな街並みがあるわけではないし、目立つようなものもない。
7つの史跡があるというが気軽に見て回れて一番大きいのが北埔慈天宮かな。
何より交通の便が悪いです。
落ち着いて良い街だと思うけど、ちょっと残念ですね。
そんな老街を軽く見て回ってから、11:30頃に少し早い昼食です。
今回の目当ての店の1つ。
老店客家菜
事前に調べた限りだと、店前のテーブルにまで客が溢れるほどの人気店だという情報がありました。
そのため少々早めに入ったのだけど、実際には入店時に2組しかいませんでした。
平日で、まだ少し早いからなのかもしれないな。
カウンターにある注文用紙を受け取って、さっそく注文です。
注文したのは以下の通り。
客家小炒 270TWD
檳榔花 240TWD
梅干扣肉 280TWD
貢丸湯 40TWD
ここは店名の通り、客家料理の店。
やはり客家小炒は外せないです。
そして檳榔の炒め物だという檳榔花。
檳榔というのは、いわゆる噛みタバコのようなもの。
日本には持ち込み禁止になっています。
最近は檳榔を売っているところを、あまり見かけなくなっているから、是非食べてみたいと思った料理です。
梅干扣肉は、この辺でそこらじゅうで売っていた梅菜と豚バラ肉を煮込んだ料理。
梅菜は高菜に似た漬物ですね。
用紙に書いて渡すと、ご飯はそこにあるからと言われました。
白飯は、自分で自由によそって食べて良いらしいです。
しばらくすると、まず梅干扣肉が出てきました。
う・・・見るからに量が多い!
これは少々失敗したかなぁ。
味ではなく量的に。
食べて見ると、もちろん美味しい。
豚肉がトロトロに煮込まれていて、その脂身が梅菜の酸味で洗われるような感じです。
次に出てきたのは、客家小炒。
豆干、スルメ、豚肉がメインで、あとネギなども入っています。
味は至ってシンプルですね。
濃い目の味付けとあったけど、そうでもないですね。
イカの食感が良い感じです。
檳榔花は、檳榔の花と豚肉とネギの炒め物。
こちらもさっぱりした味付け。
細いのが檳榔の花なんだけど、言われないと檳榔とはわからないですね。
そして貢丸湯。
寒いので汁物を注文です。
ここのつみれは、他で食べるより身が詰まっている感じがしました。
それにしても量が多いです。
結果的には2人で食べきれませんでした。
かなり頑張ったのだが無理でした。
周りを見ると、皆2人で同じくらい食べているんだなぁ。
歳を取って食べれなくなったのか、そもそも食べる量が違うのか・・・
店を出て腹ごなしに老街を散策です。
といっても散策というほど広くないからなぁ。











