わたしにはこちらの表紙の方が横溝作品のイメージですが、実際読了したのはこちら。
この、漢字のタイプも、先入観なしで読み始められていいと言えばいいですね。
ちょっと淡泊で物足りないですけど。
この表紙、好みです。
和風洋風半々の迷路荘、旧華族がコロコロ出てくる内容に雰囲気が似合っている気がします。
映画にドラマに映像作品はおなじみの割に、本家の小説は数冊しか読んだことがなかったです。
うちの本棚にあるのは「八墓村」「七つの仮面」くらい。
正直、この作品の存在知りませんでした。
タイトルが面白くて図書館で借りたのですが想像以上に良かったです。
久しぶりにワクワクドキドキして寝つきが悪くなったくらい。
謎解き要素より冒険活劇の魅力が強いですかね。
というか、横溝と言えば犯人はこれ、っていう一種の様式美があるので、どうしても本格と言いつつも犯人特定は捨て置いてトリックとかアリバイ崩しに終始してしまうのはちょっと残念。
ドラマ版は時間と予算の関係か相当端折られているとのことですが是非二種類とも観てみたいです。
特に上川隆也の金田一。