すっかりご無沙汰してしまった大きな理由は、昨年の秋から寝たり起きたりと今ひとつ体調がすっきりしなかったから。

 

とはいうものの、スキマをぬって仕事もしてたし、

母の介護もやらざるえない。

 

となると、それ以上のことまでやるだけの体力も気力も起きず、気がついたらこんなに間があいてしまった。

あらら……。

 

だからといって、ただ横たわっているのもシャクなので、

これまでしたことがなかったことや、久しくしていなかったことをやってみようではないか、

と、ま、それほど大それたことではないけれど、

それなりに思い立ってみた訳です。

 

まずはやってみたのが、電子書籍を読むこと。

 

 

恩田陸さんの作品です。近々映画にもなるようですね。

 

子どもの本とはいえども、これまで長〜い間、紙媒体の本作りをしていたので、

電子書籍にはなかなか手がでませんでした。

 

新しい本からかすかに香る、紙とインクの匂い……

ページをいきつもどりつしながら、読み進めていく感触。

あまりのおもしろさに読み進めていくうちに、

残りページがあと少しになったときの寂しさ。

 

そんな「紙ラブ」の私が何故電子書籍を手にしたか、というと、夫が持っていたからです。かんた〜ん!

 

「恩田陸さんの最新作、読みたいな〜。」とつぶやいたら、

「あるよ。」とのお返事。

 

で、スマホとIPATの間ぐらいのサイズのディスプレイをふとんに持ち込み、横になって読み始めた次第。

 

非ぬところを触ると、

突然色付きマーカーが引かれてしまう。

画面が突然下に移動してしまう。

急に前のページにもどってしまう。

いちいちあせる。

 

扱いに慣れてくるにつれ、

周りのいろいろな数字にも目がいくようになる。

なるほど。今現在、何%読んだか。残りが何%か、

も分かるようになっているんだ。

 

紙の本がアナログ時計ならば、電子書籍はデジタル時計、

といったところか。

かたや、針の角度をみれば、目分量で「あと20分だな」とか「今何時だな」と、数字を確認せずともアタリがつけられるアナログ時計。

かたや、表記されている数字で時を確認し、素早く引き算(もしくは足し算)をして残り時間を計算するデジタル時計。

 

具体的な計算が必要な電子書籍は、「勘」よりも「計算」が勝つ気がした。

 

ただ、入院しているときには良いだろうな。

消灯時間が過ぎても、電子書籍ならば本を読める。

頭の電気をつけずとも良いから、

同室の人にも迷惑がかからない。

 

もともとIPATができた経緯も、入院している人などが使えれば……との発想が最初だったと聞くから、ポータブルなパソコン系のものは、そういう利用価値があるのだろう。

 

ただ、それ以後電子書籍は使っていない。

いつの日か、私の中に定着していくのか……

いかないか……。

どうかな?