クライアントさまのおもてなしから学ぶこと。 | 澁谷 綾子 料理教室 A-neo-Spoon

澁谷 綾子 料理教室 A-neo-Spoon

料理のレッスン、スタイリング、ケータリング、レシピ、メニュー提案を手がける。澁谷綾子料理教室 A-neo Spoon を主宰。
調理師 免許
JSA認定ソムリエ
FCAJ認定 フードコーディネーター
JAM認定 アンチエイジングアドバイザー

こんにちは


今日はおもてなしについて
私が普段思うことをお話ししてみようかと。




先日
レッスンでフルーツカッティングに
少しだけ触れたところ
思った以上にみなさんが興味津津😳でした。



フルーツもちょっとした飾り切りで
美しくなるし
テンションも上がるし

この時のレッスンをきっかけに
お弁当に入れるフルーツを頑張って
カットしたら娘さんが学校で
褒められたんですって。

そんな話を聞いて…



フルーツカッティングについては
私は今までに2回ほど教えていただいた程度
なのですが


クライアントさまのご邸宅にお仕事に
行かせていただくお仕事のときには
わりとフルーツをカットする機会が
多いのです。
それで慣れてきた感が大きい。です。




クライアントさまのご邸宅での
ホームパーティーでは多いところで
数百名のガーデンパーティーだったり
邸宅内でも数十名のゲストがいらっしゃる。


そのお料理を人数分用意するのが
主に私共のお仕事なのですが
なかなかの仕込みであります。


仕込みをして出かけてもバックヤードは
大変な作業でバタバタバター。


今はこの作業を終えてしまいたい。
今はこの盛り付けに集中したい。

と私がいくら念じても…💦

クライアントさま、ゲストさまには
知る由もないので😅

「いただいたこの野菜でなにかもうひと品
出してもらえますか」

「お持たせのフルーツを今、出してください」

「もう帰らなければならない方がいるから
先に少しだけデザートも出してくださる?」

と無理難題が押し寄せてまいります。

「ええっ?い、いまー😳😳😳😳??」


と頭では思いながらも
作業を中断して
リクエストにこたえなければなりません。

でも実は
こんな流れがあることで私はすごく
鍛えられている感がありますし


なにしろそんな刺客(ごめんなさい😂)の
襲来を「キタキター😂」と
楽しんでいたりします。
完全なるMな部分ですね😂


やるしかない!
考えるしかない!
時ってすごいアイディアが降りて来たりします。



こちらは
今年の夏に軽井沢の別荘でのお仕事のとき。
立派な地物の山芋と青唐を差し出され…


咄嗟の判断で
山芋のソテーにしました。
なんてことのない簡単なものですが
心をこめて、作る。

そして
こんなとき用に
あしらいになる調味料、あしらいものは
想定内でかならず持参😂
助けられています。


数日前から仕込んでいったお料理より
こんな咄嗟のレシピが実は
すごくご好評いただいたりすると
ガク、ってなるときもありますが😂
喜んでいただけたら幸いです。


きちんと綿密な計画を練って
用意したおもてなしは
もちろん素敵です。
時間と予算があればおもてなしは
うまくいきます。


でもすぐにおもてなしができる
こんなときの対応力が
本当のおもてなし力だと私は思うのです。

だから私のレッスンでお伝えしたい
おもてなし力はみなさんも家庭で生かせる
おもてなし力、です。
それができればその先のおもてなしは
お手のもの


急なお客さまに対応したり
予定外のお土産をいただいて咄嗟に
アレンジしたりあしらいをして
テーブルに出す力、をみなさんにも
つけて欲しいなぁと😊


とあるお宅に外国のお客様のおもてなしで
お伺いしたときに

(ハラール対応でしたので普通に和食が
食べたくなった)ご主人様から

「家内は先に軽井沢に行ってしまって留守だから
冷蔵庫の中を整理してぼくの夕飯も何か
お願いできる?」
と言われたことがありました。


小さい頃からあるもので何かを作れるよう
母に育てられていたので
こんな特技が生かせる機会が
この仕事をしていて
こんなふうにやってきて(笑)
すごくわくわくしてしまったことをよく
おぼえています😄

私に限らず
お買い物に出られなかった日に
あるものでなんとかしよう、というときに
わくわくする主婦って多いはず。


その延長線上が私がいちばんお伝えしたい
おもてなしだとつくづく思います。



最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。


次回レッスンは
11月12月同メニューで
クリスマスレッスンを準備中です🤙✨