アレルギーって⑨
ゆりの小麦の食物負荷テスト(※一旦1~2週間原因と思われる食物を完全除去してから食べさせて、
食べていた時よりはっきりした反応をみるテスト、除去誘発テストとも言う)を、
行うのに必要な『準備』っていうものがあるらしく、先生から、
「看護師から、必要な準備するものなんかについて説明を受けてください」
と、言われ、負荷テスト担当っていう看護師さんより説明を受けた。
「小麦ですよね。まず、うどんの乾麺から湯がいた物を50グラム、当日の朝に用意してください。
それから、うどんのおだしも。
それから、除去についてですが、小麦は醤油にも含まれています。
パンとか、麺とかだけでなく、除去する際は調味料にも気をつけてください。」
とのことだった。
醤油!
私は子供の食物アレルギーがわかるまで、
醤油に小麦が使われているなんて全く知りませんでした・・・
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ ガーン・・・!!!
100%日本人しかいないうちの家庭には、お醤油は必需品です。
お醤油も食べられないなんて、どうしたらいいの?
何を食べさせたらいいの?
代わりの食品なんてあるの?
・・・信じられない。どうしたらいいんだろう・・・。
でも、家に帰ったら、もう、早速またご飯を作ってやらなければならない。
お腹をすかせて待っているのだから・・・。 ・・・(_ _|||)ウー・・・
更に、看護師さんから、こう説明があった。
「負荷テストまでに食物日誌を付けていただく事と、当日それを持ってきていただくこと。
また、病院内で見ている時間より以降に、自宅へ帰られてから、
湿疹が出たくらいで飛んでこられなくってもいいですので。
で、もし、救急でかかった方がいい時は、うちの診療時間外だったら、
総合病院へ行って、うちで負荷テストを受けた事を言って診てもらってください。」
「え?湿疹が出ても、先生の目で症状を確認してもらわなくってもいいんですか?」
「いいです」
「・・・私の目では自信がないので、 一応、症状があった場合、
診療時間内でしたら、先生に確認してみてもらいたい・・・って言ったら、
・・・いけません・・・でしょうか?」
「そうですね、・・先生に確認してみます」
と言って、看護師さんは先生に聞きに言ってくれた。
そして、戻ってこられた看護師さんが、
「来られなくてもいいそうです」
と言われた。
「あ、そうなんですか・・・・・すみません、お世話になりました。
ありがとうございました m(_ _ )mペコリ」
そして、その日、病院の隣の薬局で最後1本だけ残っていた
『米しょうゆ』(by大高醤油)なるものをゲットして、自宅へと帰った。
そして、自宅で小麦完全除去にしてからというもの、
毎日のようにお風呂に入るぐらいの時間に痒がっていたゆりに、
嘘のようにブツブツは全く出なくなった。
・・・と、いうことは、やっぱり小麦が原因だったって事?
と、そう思いたくはないけど、除去して症状が全くでなくなるって事は、
そうなんだという事・・か、な・・・
・・・???
と、いう状態で、2週間があっという間に経ち、負荷テスト当日。
万が一の事を考えて、おじいちゃん(旦那さんの父親)にも病院について来てもらった。
おじいちゃんは、10年前に大腸癌で、手術を受けて以来、寝たり起きたりの生活をしている。
脊髄の病気もあり、首も曲げられない。
しかし、今回のふたごっちの育児の大変さに、
頑張って下さってちょこちょこ手伝ってくださったりしている、
とってもありがたい存在です。
(おばあちゃんはまだ働いておられるので、余り頼れない)
病院内で、まず、診察室で、診察。
先生 「えー、今日は、負荷テスト、ですね。テスト前の診察の状態では、
肌はドライスキンのところが各所にありますが、この状態を、お母さん、よく覚えて置いてください。
これから、3日間食べてこの用紙に症状を記録してもらいますから」
私「えっ!3日間食べさせるんですか?」
先生「当たり前ですよ!説明したでしょ」
・・・・・・いや、絶対に聞いてないし。
先生「いいですか?今日だけ病院内で一時間見ます。後は自宅で同じ事を明日、明後日と必ず行ってください。でも、ブツブツが出たくらいで飛んでくる事はありませんからね」
「では、あとで、まとめてご報告すればよろしいのでしょうか?」
「その必要もありません」
(; ̄Д ̄)なんじゃと?
・・・・・なんで出たら出た。出ないなら出ないで、報告しなくってもいいのかい
「はい・・・わかりました(・・・???)」
「で、今日は何でやるんですか?」
「は? ・・・・何、と、言いますと・・・?」
「パンですか?」
「エッあ、あの、今日はうどんしかもって来ていないのですがっ」
Σ(´Д`;) うあ゙あ゙あ゙・・・
と言って、救いを求めるように説明した看護師さんの方を見たが、
全く無視されてしまった・・
「あ、あの、パン・・・の方が、よろしかったのでしょうか・・・?」
「いや、うどんでいいですよ」
・・・なんだよっ
そして、観察室の方へと移動し、ゆりに小麦を食べさせる時間が来た。
長くなりました。続きはまた