梅雨入り間近の天気の雰囲気ですね。

国立西洋美術館で開催されている
『西洋絵画、どこから見るか?』
という展覧会。
何故か、DAOKOと米津玄師の曲が頭に流れてきますw

ゴールデンウィーク前から、行こうと思っていたんですが、
ゴールデンウィークは流石に混むよねぇと思って、
敢えて回避していました。

そして、ゴールデンウィークが明けると、週末はいつも雨という事で、
こちらも何かの曲が流れてきそうですが。、
湿度が高く、気温もそこそこ高かったですが、
雨が降っていない昨日の日曜日、ついに行ってきました。


行ける時に行かないと、いつ行けるかわからないしね。

“西洋絵画”と言う事なので、混むかなぁと思っていたんですが、
入口に到着してみると、いつもな人だかりの映像コーナーには、
人が居ません。
「あれ?そんなに混んでない?」
と思ったのは、浅はかでした。
会場内に入ってみると、作品展示の方式の問題もありますが、
所々で渋滞が発生していました。
地下階、ちょっと狭いんですよねぇ。
それを、細かく区切って展示していたのが原因かも。

まぁ、それはそれとして、今回の展覧会は、フラッシュを焚かなければ、
写真撮影がOKだったので、いろいろと撮ってきました。

まずはこちら。


これは、会場に入る前の映像コーナーで、今回の展覧会の共催者である
サンディエゴ美術館の学芸員の人が『今回の展覧会の目玉』と言っていた、
3つの展示物の一つ。
ジョット『父なる神と天使』
14世紀のテンペラ画。四角い作品ではありません。
祭壇画の一部だそうで、本体とも言える部分は、
フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂にあるそうです。

もう一つが、こちら。


ジョルジョーネ『男性の肖像』
2016年のロンドンのロイヤル・アカデミーで開催された
ジョルジョーネの回顧展で本人の作品と確認されたものだそう。
という事は、つい最近まで確認されてなかったという事ですね。

そして最後が、ポスターにもなっているこちら。


フアン・サンチェス・コターン『マルメロ、キャベツ、メロン、キュウリのある静物』
マルメロって何ですか?

それら以外にも、会場内で気になった作品をいくつかパチリ。

まずはこちら。


ペーテル・パウル・ルーベンス『眠る二人の子ども』
有名な作品ですし、これは国立西洋美術館収蔵作品なので、
目にすることは多いんですが、“ルーベンス”という事で、
何故だか、頭の中に『フランダースの犬』が出てきてしまいました。
ネロが見たのは、これじゃないんですけどね。

こちらは面白いです


ヤコーブス・フレル『座る女性のいる室内』
一般市民を描くようになった時代の作品なのですが、
どことなく、フェルメールに似ている様ですが、
最近の研究で、フェルメールに影響を与えた可能性が
指摘されているそうです。

次はこちら


ベルナルド・ベロット『ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望むモーロ岸壁』
以前、SOMPO美術館で開催された『カナレットとヴェネツィアの輝き』の時も、
これと同じような作品を数多く見ました。
この作品も“その時見たかな?”違うかもしれません。
この作品は、長い間カナレットの作品と思われてきたそうですが、
最近は、ベロットの作品とされているそうです。
ベロットは、カナレットの甥で、カナレットの工房で学んだそうなので、
作品が似ているのも、当然かもしれないですね。

そしてこちら


マリー・ガブリエル・カペ『自画像』
これも、ポスターとか、会場入り口のタペストリーとかになっているので、
目にすることが多い作品ですね。
なんか、目を引きます。

最後は、こちら。


ウィリアム・アドルフ・ブーグロー『小川のほとり』
1875年の作品だそうですが、なんかホキ美術館の作品の展覧会で見た、
超写実絵画みたいで、ちょっと気になりました。

いやぁ、色々同じ時代の作品とか、同じ画家の作品とかを
比較しながら見たので、勉強になりました。
しまうところが無いのに、図録も買ってしまって、大散財w

 

名称 西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
https://art.nikkei.com/dokomiru/
会期 2025年3月11日(火)~6月8日(日)
会場 国立西洋美術館
当日観覧料 一般2300円、大学生1400円、高校生1000円、中学生以下無料
開館時間 09:30~17:30(入館は17:00まで)
金曜・土曜は、09:30~20:00(入館は19:30まで)
休館日 月曜日、5月7日(水)
ただし、3月24日(月)、5月5日(月・祝)、5月6日(火・休)は開館